小池都知事が定例会見2018年7月27日(全文1)「東京は金持ち」は妥当でない
東京都の小池百合子知事が7月27日、都庁で定例記者会見を行った。開幕まであと2年となった2020年東京五輪の暑さ対策や、普通交付税の算定結果から都が引き続き47都道府県で唯一の交付団体になったことなどについて語った。 【画像】小池都知事が定例会見2018年7月27日(全文2完)日本橋の首都高地下化価値ある ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】東京都・小池百合子知事が都庁で定例会見(2018年7月27日)」に対応しております。
多摩のビル工事現場火災に心からお悔やみ
日刊工業新聞:ただ今から小池都知事の定例会見を始めます。では知事、よろしくお願いします。 小池:お暑うございます。それでは定例記者会見、行わせていただきます。ニュースのほうは、といいましょうか、お伝えすることは、夏枯れはございませんで、何点か私のほうから、まず、ご報告をさせていただきます。 まず、昨日、多摩市内のビルの建設工事現場で大規模な火災が発生したのはご承知のとおりでございます。5人の方が亡くなられ、また多数の負傷者が出たという大火事になったわけでございます。お亡くなりになられました方々に、まず心からお悔やみを申し上げます。また負傷された方もたくさんいらっしゃるということでございまして、お見舞いを申し上げるところでございます。原因については今後、究明されることになりますけれども、都の発注工事におきましても事故の防止に向けて、それぞれの工事現場に対して注意喚起、緊急点検を行うように指示をしたところでございます。消防庁のほうで地下の工事をやっている箇所というのが1200ぐらいあるんですけれども、その中でもB3まで、深いところまでの工事、約60か所、ここについてはできるだけ早く緊急点検をするということといたしております。
猛暑続く、都の発注工事では作業一時中止も
それからもう1点ですが、猛暑が続いておりますが、こちらについても事故防止への対応が必要ということでございます。気象庁がきのう、きのうはまだ少しは和らいだのかな、東京のほうは。北海道、結構涼しかったんですけれども、昨今の猛暑につきましては命の危険がある暑さだと、1つの災害だとの認識が発表されております。都内におきましても、40度を先日、超えたところでございますが、特に屋外で業務をされている方々の熱中症のリスクなど高まっておりまして、不測の事態につながりかねないということから、熱中症対策を進めていかなければならないと、このように認識いたしております。個々の現場の実態に合わせて対策が徹底されますように、特に都の発注工事の受注者に対しまして、あらためて注意喚起を行ってまいります。 また、想定を超える猛暑でございますので、作業の一時中止なども必要になってくる場合もあろうかと思います。それが工期などへの影響が見込まれるといった場合には、受注者から工期の延伸、延ばすことについての協議ができるということを伝えてまいります。いずれにしましても、この猛暑が続く中で工事の現場で働く方々が、無理な環境の下で作業を実施せざるを得ないということがないように、発注者として配慮をしていくつもりでございます。ということで、こちら、ご覧いただいているような状況でございます。