夏のデニムは“着る”が正解!グッチとボッテガで見つけたクールなデニムトップス
我々のファッションにおいて、なくてはならないブルーデニム。といっても今回はパンツではなく、トップスの話。 ▶︎すべての写真を見る いつものデニムパンツをはくのはちょっとシンドイ、高温多湿な日本の夏。 風がスーッと気持ち良く通り抜ける“着る”サマーデニムが、大人に味方してくれる。
ブルー・サマーデニム
オーシャンズな男にとってデニムという存在はファッションを超えたライフスタイルの一部。少し大げさに言えば、なくてはならない人生の相棒だ。 しかし、間もなくやってくる蒸し暑い梅雨とニッポンの夏。近年は猛暑に拍車がかかり、いくらデニム好きでも「さすがにシンドイ……」と感じる厳しい気候が我々を悩ませる。 そこで一発逆転の発想を。ボトムスがダメならトップスで。それも半袖のサマーデニムならば、夏でも軽やかに、涼やかに纏える。
こちらは適度な色落ち感が魅力の「グッチ」逸品。“デニムらしさ”をしっかり感じ取れる程良く厚みのある生地に、エコストーンウォッシュによるヴィンテージ感のある色落ち、ポケット跡の色残り……。 デニム好きの琴線に触れるディテールを備えた、ラグジュアリーブランドが本気で作った“着る”デニムだ。
半袖のデニムTで気になるのは、シンプルゆえの子供っぽさ。ゆえに、上質素材の服や小物をアクセントに使い、大人らしく演出する工夫を。 まず推奨したいのはニットの肩掛け。さらに革小物などで味付けしていくと、落ち着いた雰囲気に仕上がる。 夏の空を思わせる抜けるように爽やかなライトブルー、そこにさりげなく映えるイエローのステッチ。デニム好きのココロをくすぐる意外性のある「ボッテガ・ヴェネタ」のTシャツは、まさにこれからの季節の本命。 ゆったりシルエットと軽く柔らかな生地で、身も心も喜ぶ一枚。もちろん、真夏にはショーツを合わせたってOKだ。 いい年の男が我慢してデニムをはくなんてナンセンス。だからこそ、大人の知恵と工夫で真夏も大好きなデニムとともに。デニム好きにとってこのうえなく贅沢な“衣替え”なのである。 清水健吾=写真 川田真梨子=スタイリング 早渕智之=文
OCEANS編集部