「また“男性差別”で炎上?」牛角、しまむら、川口ゆりアナ…なぜ今夏、男性差別に怒る人が多発し、炎上が連鎖していったのか
1人ひとりがこれらの姿勢を持つことによって、過剰に傷つけられる人や無用な対立構図を減らせるのではないでしょうか。 すでにネット上には「男性差別だ」と安易に決め付けるようなコメントに対して、「浅い」「ダサい」などと突き放すような声も目立ちはじめています。 中でも変化を感じさせられるのは、「男女を逆にしたら問題になる」という定番の指摘を疑問視する声が出てきたこと。このフレーズを持ち出して無闇に「男女差別だ」と指摘する人を疑う冷静さを持つ人が増えているのでしょう。
このような声が広がり、ネットメディアのあおり記事をスルーできる人が増えるほど、今夏のような連鎖は起きにくくなることが推察されます。もちろんまだまだ性差別を指摘され、改善されるべきテーマは多く、その際は冷静に議論ができる社会でありたいところです。
木村 隆志 :コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者