日本代表のキャプテン、千葉Jの富樫勇樹が語るホーバスHC続投への思い「次のオリンピックに向けて一緒に成長していけるのは楽しみ」
「トムさんには直接、電話もいただいて話をしました」
富樫も触れたように、序盤から彼のマークには日本代表で長期に渡って一緒にプレーしている馬場がついていた。盟友との久しぶりの対決を「正直、最初から馬場選手がマッチアップしてくるとは予想していなかったです。ただ、相手のスタートのメンバーを見てからは、そうだろうなと思っていました。対戦したのは彼がアルバルク(東京)にいたファイナル以来だった気がします。明日もすごく楽しみです」と、やりがいを感じていた。 代表といえば先日、トム・ホーバスヘッドコーチの続投が発表された。この3年間、代表のキャプテンとしてホーバスHCと共に歩んできた富樫は、率直な感想をこう語る。「多分JBAはオファーを出していたと思っていました。代表をヘッドコーチとして率いることは簡単なことではなくプレッシャーだったり、いろいろなことがあるので、しっかりと考えて決断を下したと思います。トムさんには直接、電話もいただいて話をしました」 そして、「トムさんのバスケで、オリンピックでも3連敗とはいえ内容で良い部分も見えています。これからまた次のオリンピックに向けて一緒に成長していけるのは楽しみです」と続け、約3週間後に行われるアジアカップ予選への意気込みをこう語った。「河村(勇輝)選手だったり、(富永)啓生もアメリカで頑張っている中、Bリーグでプレーしている選手でしっかりウインドウを戦っていきたいと思います」 もちろん、まだ誰が代表に招集されるかは未定だが、これまでの実績と今シーズンのプレーから富樫が11月21日に栃木で行われるモンゴル戦のメンバーに選出される可能性は高い。最高の気持ちで代表活動に臨むためにも、富樫はチームの連勝を伸ばしていくことに今は集中している。
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