ビタミンを摂るのは朝と夜どちらがいい? 専門家が解説
・ビタミンA ビタミンAも、自分の都合次第でいつでも摂取できる。ただし、このビタミンも脂溶性なので、食事やおやつのタイミングに合わせて摂取するのがおすすめ。アボカドやナッツ、シード類など、健康にいい脂肪を含む食品を必ず含めるよう心掛けよう。ビタミンAは、免疫や臓器機能、生殖の健康に重要な役割を果たす。 ・ビタミンE 目の健康に重要な役割を果たすこのビタミンを摂取すべき時間帯はないけれど、脂溶性ビタミンのため食事と一緒に摂取するのが賢い選択。さらにビタミンEは、血液、皮膚、脳の健康に不可欠な栄養素。脳卒中や心臓発作の経験がある人には危険な場合があるので、ビタミンEのサプリを摂取する前に必ず医師に確認するのがとくに重要だそう。 ・妊婦用のビタミン剤 妊婦用のビタミンも一日中いつでも摂取できる。とはいえ、このサプリは一般的に健康な妊娠を担う重要な部分だと考えられているため、一番覚えられる時間帯に摂取するのがおすすめだとか。「妊娠中の(または近い将来妊娠する可能性がある)女性は全員、すべての栄養素の一日あたりの推奨摂取量を100%摂取できる妊婦用ビタミン剤を摂取すべきだと私は強く信じています」とウォーレス博士。妊婦用ビタミンに含まれる一連の栄養素は、胎児の健康な成長と発育に重要な役割を果たす。 まとめ:マルチビタミンや一種類の単体サプリ、また妊婦用のビタミン剤であろうと、ビタミンを摂取するのに正式な「ベストタイミング」はないけれど、食べ物を食べずにビタミンを摂取すると胃の不調を経験する人もいる。一部のビタミンは脂溶性(脂肪が吸収を助ける)なので、食事やおやつと一緒にビタミンを摂取するよう心掛けることが大切だ。
translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images ※この記事は、海外のサイト『Prevention』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。