<咲き誇れ!センバツ広陵>開会式 堂々行進、聖地実感 /広島
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)が18日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕した。3年連続27回目の出場となる広陵の選手たちは開会式で入場行進曲に合わせて堂々と行進した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 開会式は午前9時にスタートし、スタンドの手拍子に包まれながら各校が力強く入場行進した。 校名プラカードを持って先頭を歩いた野球部の桶舎椿さんは「観客が多くて少し緊張したが、広陵が日本一になるという気持ちで歩いた」。白髪零士選手(2年)は「目標にしていた場所で実際にプレーできるという実感が湧いてきた。しっかり準備して初戦に挑む」と話した。 広陵は大会第4日の21日、第2試合(午前11時半開始予定)で高知と対戦する。只石貫太主将(3年)は「緊張していたらもったいないので、大舞台での試合を楽しみたい」と意気込んだ。【武市智菜実】 ◇熱戦表現 ナインにエール 駅員が掲示板飾り付け JR横川駅 18日に開幕した第96回選抜高校野球大会で、JR横川駅(西区)の駅員が構内の掲示板を飾り付け広陵ナインにエールを送っている。 作成したのは同駅の原田広大さん。自身もかつての高校球児で、社会人野球ではJR西日本硬式野球部の正捕手として活躍した。「日本一を目指して!がんばれ!広陵」とのメッセージの周囲を「センバツの春」をイメージした桜色の花飾りで彩り、火の尾を引く白球で熱戦を表現した。原田さんは「ひと冬超えて力強くなったプレーを期待している」と選手たちが活躍する姿を心待ちにしている。【山田泰蔵】