米不足と価格高騰はなぜ起きた?「令和の米騒動」の原因とは
米不足はいつ終わる?
昨年の収穫量が減少したお米ですが、令和6年度産の新米が収穫、販売されることで改善に向かうでしょう。9月ごろに新米が販売されるため、米の供給不足はなくなっていくと考えられます。 また、農林水産省の資料によると、令和6年産の作柄状況(生育や収穫の程度)は「良」と「やや良」が合計12道府県、「平年並み」も31都府県と多くの都道府県が平年並み以上と見込まれています。作柄状況の見込み通りであれば、お米の生産量や収穫量も増加するでしょう。
お米の量を節約するコツ
お米がなかなか入手できないときは、お米の量を節約した献立を考える必要があります。例えば、お米に雑穀やお芋を混ぜると米の量を減らしつつかさましが可能です。 また、お米以外の主食も検討しましょう。毎晩ごはんにするのではなく、時折パスタやパンに変更するだけでも、お米の使用量を節約できます。また、小麦粉を使えばお好み焼きなどメインのおかずと主食を同時に食べられるような料理もできるでしょう。
お米不足と価格高騰は収穫量の減少と需要の急増が一因と考えられる
米不足や価格高騰の原因としては、米農家が減少していることや令和6年にお米の買いだめが発生したことなどが考えられます。特に、令和6年8月には前年比約50%多い販売量が計測されました。 米不足はずっと続くわけではなく、新米の供給により改善していくでしょう。お米の生育状況も平年並み、あるいは平年並み以上と見込まれている都道府県が多く、今後供給量が増加すると考えられます。 米の供給量が足りないときは、使用するお米の量を減らしたり主食を変更したりすると、節約できるでしょう。 出典 農林水産省 令和5年産水陸稲の収穫量 農林水産省 米に関するマンスリーレポート(令和6年9月号) 今⽉の特集(1)(2)米の価格の推移(3)スーパーでの販売数量の推移(POSデータ)(6ページ)、今⽉の特集(2)令和6年産水稲の8月15日現在における作柄概況(8ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部