「『必要なことがあれば、俺は君と一緒にいる』と言ってくれた」ジョージが2014年のコビーとのエピソードを回想<DUNKSHOOT>
今季からフィラデルフィア・セブンティシクサーズでプレーするポール・ジョージは、オールスター出場9回を誇るリーグ屈指のオールラウンダーだ。14年間のNBAキャリアの中で、右足の開放骨折という大ケガに見舞われながら見事に完全復活し、トップレベルに返り咲いた経験を持つ。 【動画】ジョージvsコビーのラストマッチハイライトはこちら! 2010年のドラフト全体10位指名でNBA入りしたジョージは、これまでインディアナ・ペイサーズ(2010~17年)、オクラホマシティ・サンダー(17~19年)、ロサンゼルス・クリッパーズ(19~24年)でプレーし、今夏に完全フリーエージェントでシクサーズに新天地を求めた。 3年目の2012-13シーズンに平均17.4点、7.6リバウンド、4.1アシスト、1.8スティールを記録し、最も成長した選手に贈られるMIPを受賞。翌13-14シーズンには平均21.7点、6.8リバウンド、3.5アシスト、1.9スティールで、オールディフェンシブ1stチームとオールNBA3rdチームに選出され、同年のワールドカップに向けたアメリカ代表合宿にも参加した。 しかし、そこでジョージを悲劇が襲う。14年8月、エキシビションマッチで相手のシュートブロックしようとした際、右足の腓骨と脛骨を開放骨折する大ケガに見舞われたのだ。全治12か月とも言われたが、懸命なリハビリにより、14-15シーズンの最終盤に復帰。翌シーズンには自己最多の81試合に出場して、平均23.1点、7.0リバウンド、4.1アシスト、1.9スティールとトップレベルのパフォーマンスを取り戻した。 そんなジョージは、右足の開放骨折に見舞われた際、手術直前に幼少期から憧れの選手だったコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)から電話でメッセージを受け取っていたという。 自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』に父親のポール・ジョージSr.が出演。「ケガの全貌を把握することはできなかった。足(の負傷箇所)にはタオルがかけられていたからね。ポールは私の手を握って離さなかった」と回想しつつ、コビーとのエピソードに触れた。 「ポールの代理人のアーロン(ミンツ)が、(コビー)ブライアントと電話で話をしたんだ。それから、ポールに電話を渡し、2人で話をしていた。ポールは電話を切ったあと、『誰と話していたと思う?』と聞き、笑顔を浮かべた。『コビー・ブライアントとの電話を切ったところだ』と言った。その直後、彼は手術室に運ばれた」
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