アップデート時の再起動が不要に…試験機能が業務用Windows 11に提供 サーバー向け機能がプレビュー提供へ
マイクロソフトは19日、シカゴで開催された年次カンファレンスにてエンタープライズ向けWindows 11を対象に、再起動せずにセキュリティアップデートが行える「ホットパッチ機能」のプレビュー提供を発表した。 ホットパッチとは2022年よりサーバー用OSのWindows Serverを対象に試験定期提供されている機能で、Windowsはセキュリティアップデートをバックグラウンドでダウンロードし、再起動することなくインストールすることを可能にする。Windows Server 2025でもパブリックプレビューが実施されているこの機能だが、今回提供される範囲がWindows 11 EnterpriseとWindows 365も含まれるようになった。 本機能を適用したシステムでは、各四半期の初月(1月、4月、7月、10月)にのみ、最新のセキュリティ修正、機能、拡張機能を含む累積的セキュリティアップデートがインストールされる仕組みとなり、再起動が必要となるのは4回のみ。これまで月次での再起動が四半期になる。 実行中のプロセスのメモリ内コードに直接パッチを適用することで、インストール後の再起動が不要になるとのことで、Proエディションを含む一般向けWindowsへの提供は予定されていない。
編集部 IT/デジタル担当