「009M CARBON HEX TWISTY」青く光るクロマチックブルーのヘッドに、パステルカラーで彩られた筆と絵具とパレットの刻印が楽しい009マスタフル。HEXはHexagon（六角形）の略で、ねじる前のネックが六角形の棒状であることが名前の由来

タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第35回はキャメロン氏が提唱する「パッティングの芸術」が具現化された1本を紹介しよう。

「THE ART OF PUTTING」が体現された009マスタフル

構えてみるとツイストネックはなんの違和感もないことが分かる

クロマチックブルーのヘッドが美しい、ツイストネックの009マスタフルである。 「009は実用性を重視したプロのためのツアーパター」というイメージをお持ちの方がいらっしゃるかもしれない。しかし、この009は、美しさと遊び心を追求した一本と言えそうだ。 とはいえ、手に取って構えてみると、このパターが決して飾り物ではないことがわかる。　　 10数回にわたってねじられたツイストネックは、プレーヤーの目になんの違和感も与えない。それどころか、アドレスした瞬間に、ヘッドはラインに対してスムーズに収まり、プレーヤーのストロークイメージをかき立ててくれるのである。

ソールには「THE ART OF PUTTING」の刻印が見える

美しさを追求しながらも、実用性を失わない。さらに、その完成度を芸術の域まで高めていく。ソールには、デザイナーであるキャメロン氏が提唱する「THE ART OF PUTTING（パッティングの芸術）」の文字が刻印されているが、まさにその言葉を形にしたパターと言えるだろう。 PHOTO／Takanori Miki THANKS／スコッティキャメロンゴルフギャラリージャパン ※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月23日号「キャメロンマニア宣言」より