「3対10で負けている状態から…」鈴木誠也らカブスが衝撃の大逆転勝利! 地元メディアが期待「この勢いを維持できれば…」
シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手は28日(日本時間29日)、ピッツバーグ・パイレーツ戦で「3番・指名打者(DH)」として先発出場。この試合でタイムリーヒットなどを放ち、カブスの14-10の大逆転勝利に貢献した。この劇的な勝利によってカブスが勢いづく可能性があると、米メディア『カブス・インサイダー』が期待感を示している。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 鈴木は初回の第1打席と3回の第2打席で空振り三振を喫し、5回の第3打席はサードゴロに倒れ、なかなか調子が上がらなかった。それでも7回の第4打席で四球を選び出塁すると、9回の第5打席ではレフトへのヒットを放った。そして、クリスティアン・ベタンコート捕手やイアン・ハップ外野手、マイク・トークマン外野手に続き、再び打順が回ってきた鈴木もタイムリーヒットを放ち、カブスが大逆転に成功している。 同メディアは「カブスは水曜日の午後、パイレーツとの試合で3対10で負けている状態で7回を迎えたため、逆転の見込みはあまり高くなかった。その後、ピッツバーグのリリーフ陣が完全に崩壊し、カブスは11得点を追加して衝撃的な勝利を収めた」と報じた。この結果を踏まえ、同メディアは「カブスは優勝争いに残るためにこの逆転劇を必要としていた。彼らはこのスイープの3試合でなんと41得点も挙げた。その一部はパイレーツのリリーフ陣が本当に酷かったせいだが、今後はそれを糧にできるかもしれない。今回のような劇的な勝利が電撃的な躍進のきっかけになることがあり、これは間違いなく希望の光だ。ワシントン相手にこの勢いを維持できれば、非常に面白い展開になるかもしれない」との見解を示している。一時期最下位だったカブスは、怒涛の勢いで2位まで浮上しただけに、優勝も見えてくるかもしれない。
ベースボールチャンネル編集部