【2024年版】夏休みに見たい展覧会20選(東京編)
【6~8月】「生誕140年 YUMEJI展 大正浪漫と新しい世界」(東京都庭園美術館)
「大正ロマン」を象徴する画家であり、詩人でもあった竹久夢二(たけひさ・ゆめじ)の生誕140年を記念して開催される本展。新たに発見された《アマリリス》をはじめとする油彩画や素描など、初公開資料を含む約180点の作品が紹介され、価値観が劇的に変化しつつあった20世紀前半に時代の立役者となった竹久夢二の魅力を堪能できる展覧会となった。 会場:東京都庭園美術館 会期:6月1日~8月25日 ミューぽんで280円OFF!(2名まで割引) *月曜休館(7月15日、8月12日は開館|7月16日、8月13日は休館)
【6~8月】内藤コレクション 写本―いとも優雅なる中世の小宇宙(国立西洋美術館)
印刷技術のない中世ヨーロッパにおいて、信仰や知の伝達のために重要な役割を果たしていた写本。写字生とよばれる人びとの手によって膨大な時間と労力をかけて制作される写本には華やかな彩飾が施されており、一級の美術作品へと昇華を遂げている例も珍しくない。本展は聖書や詩編集、時祷書、聖歌集など中世から近世初頭にかけて普及した写本の役割や装飾の特徴に迫る展覧会となった。 会場:国立西洋美術館 会期:6月11日~8月25日 *月曜休館(7月15日、8月12日・13日は開館|7月16日は休館)
【6~9月】「111年目の中原淳一」(渋谷区立松濤美術館)
イラストレーション、雑誌編集、ファッションデザイン、インテリアデザインなどマルチクリエイターと呼ぶべき多彩な活動で知られる中原淳一。中原の生誕111年目を記念して開催される本展は、中原が、終戦後の混乱期において「再び人々が夢と希望を持って、美しい暮らしを志せる本をつくりたい」と生み出したクリエイションの数々を通し、今もなお色褪せることのない魅力に迫る機会となる。 会場:渋谷区立松濤美術館 会期:6月29日~9月1日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館 |7月16日、8月13日は休館)
【6~9月】「フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線」(SOMPO美術館)
19世紀末フランスを代表する画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック。本展では、ロートレックによる紙作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス・コレクション全面協力のもと、約240点の作品が集結。素描作品や、ポスターを中心とする版画作品、雑誌や書籍のための挿絵、ロートレックが家族や知人にあてた手紙、ロートレックの私的な写真などを通じて画家の全貌に迫るような機会となる。 会場:SOMPO美術館 会期:6月22日~9月23日 *月曜休館(7月15日、8月12日は開館)