「フリーダム」vs「Y.M.C.A.」 分断の米大統領選では集会の音楽も二極化
米大統領選で使用される音楽は単なるBGMではなく、候補者のイメージや選挙戦自体が持つ性格を象徴している。ワシントン・ポスト紙(電子版)は「ホワイトハウスをめぐる争いが最終段階に入る中、両候補とも可能な限り多くのスターの力を利用しようとしている」と指摘する。
米政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の調査では、大統領選の行方を左右するといわれる接戦7州の両候補の支持率は、今月2日現在でトランプ氏が48・6%、ハリス氏が47・4%と拮抗(きっこう)。まだ期日前投票をしていない接戦州の有権者の動向が選挙結果を左右する可能性がある。両候補はアーティストと音楽を通じて「最後の一押し」を図っている。(ワシントン 本間英士)