角田裕毅「赤旗が最悪のタイミングで出てしまった」予選P3と大躍進&7位で6ポイント奪取も、決勝レースの展開を悔やむ|F1
第21戦サンパウロGPを終えて、予選ではキャリア最高位の3番グリッド獲得、決勝では7位でチェッカーを受けた角田裕毅がコメントを発している。 ●【動画】「マックス・フェルスタッペン!今シーズン8勝目!」17番グリッドから大逆転!アルピーヌは2-3でお祭り騒ぎ 今回は2日午後に行われるはずだった予選が、雨により3日朝にスライド。3日の予選も雨混じりとなったが、ここで角田はQ3まで勝ち残るとQ3の残り1分で2番手タイムをマーク。ランド・ノリスとジョージ・ラッセルにタイムで超されてしまったが、2列目の3番グリッドを獲得した。 決勝では序盤からP3を死守するも、レース中盤で雨が強まり、セーフティーカーからの赤旗となったことで戦局が一気に変わった。 角田はインターミディエイトからフルウェットに変えたばかりだったが、赤旗で中断中のタイヤ交換が可能となり、第1スティントのステイアウト組が大きく得をする展開に。 セーフティーカー直前、トップ6でインターからフルウェットに変更したのは角田のみ。インターのライバル勢よりもラップペースで10秒近い速い内容だっただけに、この状態が続けば大きなポジションアップも十分に可能だった。 結果的にセーフティカーから赤旗移行の恩恵を受けたステイアウト組、マックス・フェルスタッペン、アルピーヌ勢がトップ3のままとなり、角田は6番手での再開後、マクラーレン勢と戦いながらなんとか7位でチェッカーを受けた。
角田は予選での躍進について「朝の予選では過去最高の結果を残すことができて、レースを3番グリッドからスタートさせることができた。これはとても嬉しかった」と喜びの言葉を発している。 「チームは予選に向けて素晴らしい仕事をしてくれた。コンディションを予測するのが難しかった中、実際にそれまでのデータと比較は難しかったですが、スプリント後にマシンに多くの変更を加え、前日から良い方向転換ができた」 予選前にマシンバランスを調整しながら、これがドンピシャの3番グリッド獲得だった模様だ。そして同日午後にはすぐさま決勝へと挑むことに。 「午後の決勝レースへと臨むにあたり、スタートと最初のスティントは良かったと思います。自分のドライビングにはとても満足していますが、残念ながらいくつかのことがうまくいかなかった」