イ・ミンホ、親友チョン・イルと大事故に…空白期の心境を告白「怒りを覚えた」
俳優のイ・ミンホが新人時代に遭った交通事故と、これによる空白期、そしてこれらを乗り越えて成功に至るまでの過程を告白した。 最近、韓国で放送されたtvN「ユ・クイズ ON THE BLOCK」には、イ・ミンホがゲストとして出演し、人生とキャリアについてトークを交わした。 この日、ユ・ジェソクはイ・ミンホと彼の親友のチョン・イルについて、「二人は友人関係で、大方洞(テバンドン)の2大超イケメンで有名だった。当時は地域別のオルチャン(ネットで話題の美男美女)がいた」と紹介し、学生時代のエピソードを尋ねた。イ・ミンホは「当時、ミニホームページの訪問者が数千人に至るほど大人気だった」と語った。 また、彼は中学生時代、3回もSMエンターテインメントにスカウトされたと明かした。これに、ユ・ジェソクは「確かにSMに好まれるビジュアルだ」と絶賛した。 イ・ミンホは「ダンスと歌の才能がなかったのに、どうしてスカウトしようとしたのか分からない」と当時を振り返った。彼は「指示されてダンスを踊りはした。踊ったら『ダンスは上手ではないけれどリズム感があるね』と評価された」と付け加え、笑いを誘った また、彼は新人時代、大きな交通事故に遭い、長い空白期を過ごした。このことについて「EBSドラマ『秘密の校庭』出演後、親友のチョン・イルとともに旅行に行った時、飲酒運転の車との事故で江原道(カンウォンド)のニュースで報じられるほどの大事故に遭った」と告白。事故により加害車両に乗っていた全員が死亡し、イ・ミンホも1年近く病院で治療を受けなければならなかったと明かした。 彼は「二十歳で様々な夢を持って活動を開始した時期に、すべてが止まってしまった」と、当時感じた心理的葛藤を明かした。「最初は否定して怒りを覚えたけれど、結局受け入れた」と、空白期の複雑な心境を告白した。友人のチョン・イルが先に退院して、シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「思いっきりハイキック」で成功するのを見て「彼の成功を祝って応援したけれど、僕も早く成功したいとイライラしていた」と語った。 彼は空白期を経て300対1の競争を勝ち抜き、ヒット作「花より男子~Boys Over Flowers」の主人公ク・ジュンピョに抜擢される新たなターニングポイントを迎えた。彼は「オーディション当時、わざとク・ジュンピョのヘアスタイルで参加した。『必ず合格しないと』という覚悟だった」と伝えた。作品は大ヒットし、彼は一気にスターになった。 しかし、彼は「ク・ジュンピョは財閥キャラクターだったけれど、当時、僕はとても厳しい時期を過ごしていた」と伝え、演技と現実のギャップを率直に語った。厳しい環境の中で、母親が一人で生計を立てている姿を見て、早くお金を稼がないとと思ったという。「初の広告撮影で稼いだ100万ウォン(約10万円)をお母さんにあげた時の喜ぶ姿が今も記憶に残っている」と付け加え、母親への深い愛情を示した。 イ・ミンホは「演技は単純な夢ではない、生業だった」と強調し、今後も本物の俳優になりたいと意気込みを伝えた。
キム・ハヨン