日銀会合とFOMC後の会見でわかる「社会の違い」――なぜ日本はアメリカとこんなにも違うのだろうか
2着、3着は地方所属のNARの馬が入ったので、一見うまく交流できているようにも見えるが、これはJRA参戦馬がコース適性のない馬が多かっただけのことで、前回述べた問題に対して何の楽観もできない。さらなる進展を期待したい。 さて、16日の日曜日は、阪神競馬場でマーメイドステークス(第11レース、距離2000メートル)が行われる。牝馬限定の重賞(G3)だ。こちらも私の出資馬のアレグロモデラートが出走予定だったが、賞金不足で抽選の結果除外になり、出走できなかった。
■出資の際は「母親だけ」、今回の馬券も「あの母の娘」に 今回は、私事ついでに、これらの出資馬についてひとこと述べると、彼女たちを選んだ理由は、母親である。出資のとき、母親しか見ていない。父親は誰でもいいのである。 一般的には、ディープインパクト産駒がどうしても欲しいとか、エピファネイアの仔は1頭は出資したいとか言うが、それはお勧めできない。サラブレッドは95%母親、母系で決まる。ディープの子供が走る理由は、ディープを種付けする相手が超一流の牝馬、母親だからである。
そのうえ、馬を買う人々は、種牡馬に夢中になっているので、父親で価格が上がる。だから、母親が超優秀で、父親が地味な馬こそ買いなのだ。だから、正しい馬の出資方法は、父親は無視することだ。最後まで私事だが、可能な限り、アンデスビエント、アレグロモデラートの兄弟姉妹(同じ母親)は出資することにしている。 さて、マーメイドステークスに話を戻すと、本命はハンデ56.5キロが嫌われて1番人気になっていないミッキーゴージャス。ミッキー軍団の馬主野田みづきさん肝入りのミッキー血統で、父親がミッキーロケットで地味に見えるが、母親はあのミッキークイーン。ダントツの母親だ。単勝。
※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は6月22日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
小幡 績 :慶應義塾大学大学院教授