厚生年金なら老後「月額30万円」を目指せる?!現役時代の年収がいくらあれば「高額受給者」になれるのか計算
まとめにかえて
厚生年金を月額30万円受給している人は、 ・男性:0.11% ・女性:0.01% ・男女全体:0.08% となりました。非常にレアなケースといえるでしょう。 年金を月に30万円も受給できれば、老後の生活にも多少のゆとりが生まれるかもしれません。 しかし現行制度では、月額30万円を受給するには、40年間の平均年収「約1269万円以上」をクリアする必要があります。このラインを目指すのは現実的ではないでしょう。 では、老後の収入を増やすにはどうすれば良いのか。その1つとして今すぐ取り組めるのが「自助努力」です。年金だけで足りない分をカバーするために資産を築いていくのです。 地道に貯金をする、資産運用でお金に働いてもらうなど、手段は様々あります。老後生活を考える際には、まず「ゴールの設定」から始めることをおすすめします。「老後にどれくらいのお金が必要になるのか」を見える化するのです。 ゴールが決まれば、あとは逆算して今できることから始めていきましょう。
参考資料
・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
荻野 樹