高校ラグビー・連覇を目指す桐蔭学園が4強入り、大阪出身のSO・丹羽が同点トライ「絶対に負けたくなかった」
「全国高校ラグビー・準々決勝、桐蔭学園26-14大阪桐蔭」(3日、花園ラグビー場) 【写真】桐蔭サンド状態! 突進する大阪桐蔭・吉川を阻む桐蔭学園・古賀と丹羽 昨年の覇者・桐蔭学園が大阪桐蔭を下して準決勝に駒を進めた。前半を終えて7-14と劣勢だったが、後半4分に大阪出身のSO・丹羽雄丸(たける、3年)のトライで同点にすると、同7分にWTB・草薙拓海(3年)が逆転のトライを決めて主導権を奪い返した。 丹羽は「(大阪桐蔭には)中学時代の友人がたくさんいるので、絶対に負けたくなかった」と並々ならぬ闘志を燃やして勝利に貢献した。藤原秀之監督(56)も「ゲームメークも良くなった。大阪の人間ですから故郷に錦を」と笑顔を見せた。 準々決勝を臨むにあたり、指揮官は「帰り支度をしていた」と負けを覚悟していたとジョークを飛ばす。2日の前日練習には、ほとんどの保護者が駆けつけていたそうで「『お前らの練習が最後だと思ってるから来てんだぞ』と(言った)」と発奮を促した。 2度目の連覇へ「やりたいラグビーが形になってきた」と藤原監督。プラスの意味で期待を裏切ってくれている選手たちは5日の準決勝で国学院栃木と激突する。