JAL、ディズニー特別塗装機が就航「ファンタジースプリングス」テーマに
日本航空(JAL/JL、9201)は10月21日、東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」をテーマにした国内線の特別塗装機「JAL Fantastic Journey Express(JALファンタスティック・ジャーニー・エクスプレス)」を就航させた。初便の羽田発福岡行きJL323便はほぼ満席の乗客252人(幼児3人含む)を乗せ、午後3時11分に出発した。2025年11月までの運航を予定している。 【写真】羽田空港でディズニーの特別塗装機をお披露目するJALのCA 機材はボーイング767-300ER型機(登録記号JA622J)で、座席数は3クラス252席(ファーストクラス5席、クラスJ 42席、普通席205席)。投入路線は羽田発着の国内線幹線など767で運航する路線で、初日以降はJALのウェブサイトで運航前日の夕方に投入路線や便名を公開する。 初便の福岡行きJL323便は、ファーストクラスとクラスJが満席で出発。羽田の11番搭乗口付近には、歴代のディズニー特別塗装機の模型などを展示し、乗客には搭乗記念ステッカーが客室乗務員やグランドスタッフ(地上旅客係員)から手渡された。 特別塗装機は208枚のデカールを使い、ヨコ約34メートル、タテ約5メートルの大きさで、アレンデール城やラプンツェルの塔、フック船長のジョリー・ロジャー号などを背景に、アナやエルサ、ラプンツェル、ピーターパンが描かれ、魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界を表現した。 客室のヘッドレストカバーや紙コップなども専用のものを用意。ヘッドレストカバーの色はクラスJが赤、普通席は黒と異なり、紙コップは3種類そろえた。搭乗記念品として、3種類の搭乗記念ステッカーを用意している。機内で搭乗・降機の際には、BGMとして「きみもとべるよ!」(ディズニー映画『ピーター・パン』)、「ジャーニー・トゥ・ファンタジースプリングス」の2曲を流す。 ファンタジースプリングスは、今年6月6日に開業した東京ディズニーシー8つ目のテーマポートで、ディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』を題材とした3つのエリアと、「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」からなる、世界唯一のテーマポートだという。 JALは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーで、両社のタイアップは東京ディズニーシーが開園した2001年に始まり、今回で6回目となった。
Tadayuki YOSHIKAWA