秋山翔吾が大親友マエケンに語った昨年9月のカープ大失速「DeNAはやったって…」「大きな反省」
広島の秋山翔吾外野手(36)が3日、パーソナリティーを務める文化放送の特番「秋山翔吾の打って守ってしゃべります」(後2・30)に出演。2年連続でゲスト出演となった大親友、前田健太投手(36=タイガース)から質問を受け、前田の古巣でもある広島が昨年9月に経験した大失速について後悔を語った。 【写真】本紙対談でポーズを取る前田(左)と秋山 “ラジオ大好き”の秋山が念願をかなえて始まった番組も今回が4回目。大の仲良しである前田は2年連続2度目のゲストとして出演した。 そのなかで、まさかの5勝20敗に終わったカープの2024年9月についてマエケンが親友に突っ込んだ。 広島は首位で9月に入りながら、セ・リーグタイ記録の月間20敗を喫する世紀の大失速。9月を首位で迎えたチームがBクラス(4位)で終わるのは史上初の屈辱となった。 当時について「9月の失速さぁ、あったやん。俺もう、テレビで見てて、ニュースとか。もうこれカープ優勝やんって思ったもん。結構ライン出るやん。(残り)何勝何敗でいけば…カープ優勝です、ジャイアンツ優勝です、みたいな。完全に、普通にいけばカープが優勝なんかなーみたいな感じで見てたけど。9月ちょっと失速して。5勝20敗。その…どうなん?9月の5勝20敗の時は。1カ月前まではさ、首位なわけやん。チームの雰囲気とか、個人的な…気持ちとかっていうのは。どういう感じの9月やった?」と率直に思いを聞いたマエケン。 これに秋山は「いやぁ…こんなに止まらないもんかなって。負ける試合が」と首位からの連敗地獄を振り返り、「誰かがホームランをバカーンって打って勝ちましたって試合も…まぁなかったよね」とまずは振り返った。 前田は自身が投手なだけに先発投手陣の失速に触れたが、秋山は「彼らが9月どうこうって全く思えないね。健太はピッチャー目線でもうひと踏ん張りできなかったかなって、もしかしたら見るかもしれないけど」とし、「逆に言ったらあれだけ高い水準の先発ピッチャーがやってくれてたゲームを、もっと前半勝てる試合はなかったか?っていう感じ。だから9月の失速は、息切れっぽく見えてるだけで、もっと逆に言ったら、それを食いつぶしてでもまだ戦えるとかモチベーションをずっと同じ高さでキープできる勝ち試合を前半にもってこれたんじゃないかな」と選手の立場から分析した。 そのうえで、「なんてチームに声をかけたり…とか。集めて…とか…を…まぁ…なかったんで」と秋山。 「DeNAは選手でやったっていうのは記事が出てて。でも、それは勝ったあとに話すと“これがターニングポイントでした”ってなるけど。変に“まだ大丈夫”って余裕かましてるわけじゃないけど、それぞれのペースもあるし。ここで今やった…次の日って結構ちょっとぎくしゃくする可能性もあるなと思ってて。そういう意味で、ホームだビジターだとかってぐじゃぐじゃやってるうちになんかその機を逃してしまったのがちょっと…大きな反省」と語った。 選手ミーティングを「やってれば、もしかしたら変わってた可能性もあるけどね」とマエケン。 これに秋山は「一回集まって、顔を見て。ヨシ!このメンバーで頑張ろう!っていうだけでも良かったかもしれない。何をいうとかじゃなくて」とさらに後悔を吐露。マエケンが「この経験が今シーズンに生きる可能性もあるし」とすると、秋山は「そうね」と悔しさをかみ締めながら静かに気合を入れ直していた。