【巨人】19年のドラ1右腕がG球場で本格始動「リーグ連覇にちゃんと貢献して次はハワイに行きたいなって」
巨人・堀田賢慎投手(23)が6日、球場開きとなったジャイアンツ球場で自主トレを行い、6年目の今季こそ先発ローテーションの座を「奪」い取ると決意した。 気温7度の寒空の下、トレーニングに励み「今日も(マウンドの)傾斜を確認して投げて、思ったより良い感覚がある。あとはこれが崩れないように、もう少し強度を上げていかないと。球数だったりは自分の体と相談しながらしっかり投げられるよう調整していきたい」と汗をぬぐった。 昨季は先発7試合を含む自己最多の17登板で3勝3敗、防御率2・45をマークした。しかし、クライマックスシリーズではメンバー外に。胸には悔しさだけが残り、シーズン後のハワイV旅行の参加をあえて見送って自主トレに時間を費やした。年男の2025年。「年明けに書き初めをして一文字を考えていました。ローテーションに入るために枠を奪い取らないといけない」とテーマには「奪」を掲げた。 「去年、自分でハワイに行かなかったのもあるので、リーグ連覇にちゃんと貢献して次はハワイに行きたいなって。それが最高だと思いますし、チームとしても日本一にはなれなかった。何とか僕が貢献したい」と歓喜の瞬間を思い描いた。 チームは補強も行い、若手投手陣の争いは激しさを増す。「一人一人、違うものを持っている。その中で自分の“色”をアピールしていかないと先発の中には入っていけないと思う。さらに入るだけじゃなく、そのまま(座を)つかみきる。そうじゃないとシーズン(中)すぐ2軍(行き)もあり得ますし、そのまま(1軍に)上がれないというのもあると思う。厳しい戦いですけど去年以上の成績を。とにかく、勝ちたい」 屋内練習場でのキャッチボールでもキレのある球筋を披露した19年のドラ1右腕。「(同期入団で昨季8勝の井上)温大が、今は少し(頭ひとつ)抜けている。まずは追いつかないといけない」と力を込めた。
報知新聞社