【バドミントン】東京が強敵を倒して13年ぶりの栄冠!〈国民スポーツ大会 成年男子〉
10月5日に佐賀県唐津市で開幕した『第78回国民スポーツ大会』。10月8日に大会最終日を迎え、唐津市文化体育館で各カテゴリーの決勝と3位決定戦が行なわれた。ここでは、東京が13年ぶり7度目の頂点に立った成年男子のダイジェストをお伝えする。 【成年男子】 成年男子は、大会6連覇中だった富山が準々決勝で敗退。その富山を破ったのは、BIPROGYとNTT東日本の選手が参加した埼玉だった。また、決勝の相手となった東京も、同じくBIPROGYとNTT東日本の選手3名というメンバー構成で、決勝はレベルの高い試合が期待された。 決勝で先手を取ったのは東京だ。元日本A代表の古賀輝と、武井凜生のペアは、小野寺雅之/遠藤彩斗と対戦。第1ゲームはお互いに引かない大接戦となったが、古賀/武井は28オールから抜け出して、試合の主導権を握ることに成功。すると第2ゲームも、古賀/武井が17本で制して東京が先制した。 続くシングルスは、BIPROGYの先輩後輩対決に。東京は高卒1年目の沖本優大だったが、先輩の川本拓真に対して完璧な試合運びを披露。第1ゲームを21-13で奪った沖本は、第2ゲームも川本を13本に抑えて完勝。東京が13年ぶりの栄冠を勝ち取った。 【優勝コメント】 東京・落合久夫監督 「メンバーがメンバーなだけに、やっぱり勝たなきゃいけないっていう気持ちはありました。トータルでいくと全員が1敗しているように、カバーし合いながらチームで勝ってくれたっていうのがよかったです。古賀さんが、ほんとによく引っ張ってくれたと思います」 【結果】 ▼決勝 東京 2-0 埼玉 古賀輝/武井凜生②〔30-28、21-17〕0●小野寺雅之/遠藤彩斗 沖本優大②〔21-13、21-13〕0●川本拓真 ▼3位決定戦 滋賀 2-1 岐阜 西川裕次郎/衣川真生②〔21-17、21-15〕0●小川桂汰/後藤海斗 増本康祐●1〔11-21、22-20、19-21〕②佐藤雄輝 西川裕次郎②〔18-21、21-10、21-16〕1●後藤海斗
取材・文/吉井信行 写真/牛島寿人