小池都知事の定例記者会見 2016年9月9日(全文1)知事給与減額1448万円に
知事の給与の減額について
次です。次は私、知事の給与の減額についてであります。先日、都政改革本部を立ち上げまして、公約で掲げておりました東京大改革の実現向けた本格的な動きを進めてきたところでございますけれども、この改革についてはさまざまなところでやはり無駄な部分、無駄っていったら叱られるかもしれませんね。いろいろと見直したところで、急いでいかなければならないところもたくさん出てくるわけでございまして、自ら身を切る改革、その覚悟ということを示すという観点から、まあ、姿勢を示すという観点から、私の給与を減額することといたします。 減額するに当たっては、公職選挙法がございますので、例えば寄付などは私はできる、いろんな制約があるということでありまして、それらのことも勘案をいたした上で、このことを次の都議会のほうに特例として条例案を作って、そしてこのことをお認めいただけるよう提出をさせていただく手はずでございます。減額の具体的な内容でありますけれども、毎月の給与とボーナスについて50%減額をいたします。すぱんと減額、半分です。特例の条例については、これは1年ごと議会に提案するという形になります。ということで、こちらのほうは議会に提案、ご理解をいただきたいと、こう存じます。 それからすでに支給されました、8月からもうすでに給与の支払いというのは行われておりますけれど、それにも遡及した形で、うまくならすという、ならした形で1年間で考えるならば50%になるように、いろんな工夫をした、そういう中身にさせていただきます。合計額とすれば、年収とすれば1448万円という数字となります。これが減額後の金額となります。
パラリンピックのフラッグハンドオーバーセレモニーについて
それから次でありますけれども、すいません、もうたくさんあるんです。次が都と、それから組織委員会で現在、準備を進めております、次のパラリンピックのフラッグハンドオーバーセレモニーでございます。次のリオのパラリンピック競技大会の閉会式でございますが、これは現地時間の9月18日、日曜日に行われます。ちょうど前回のオリンピックの閉会式と同じように、リオ市長からフラッグを引き継ぎを受けるという形となっておりまして、そして私が、まあ雨が降らないことを願っておりますけれども、フラッグを私が受け継いだあとは、東京をピーアールするプレゼンテーションが行われます。 それで前回はマリオの登場など、前もってお知らせをするというよりもサプライズ感があったと思いますけれど、今回はしっかり逆に見ていただきたいということから、私のほうから予告編として、その演出コンセプト、そして主な出演者をお知らせしておきたいと思っております。ぜひ多くの都民、国民の皆さま方に閉会式、本番をご覧いただきたいと存じます。開会式も大変工夫が凝らされて素晴らしいものであったと思いますけれども、閉会式もいろんな工夫をリオのほうで、ブラジルのほうでされるんでしょうが、最後の決めのタイミングで今度はパラリンピックの、Tokyo 2020 Paralympicのピーアールとなります。 ちょっとご覧いただきたいと思います。コンセプトはポジティブスイッチというコンセプトで、パラリンピックには全ての人の意識を変える力があって、そしてパラリンピアンだけでなくて、障害があることは新しい可能性を持つことという発想で、ポジティブという言葉を使っている。魅力的な若者たちにスポットライトを当てます。で、2020年、東京の目指すところを表現するということでございます。 主な出演者でありますけれども、3人の方をご紹介をいたします。1人目はこちら、義足モデルのGIMICOさんっていう方です。彼女にとって義足というのは自分をクールに表現するアピールポイントだとポジティブに考えて、そして数多くのクリエイターと作品を一緒に制作され、海外からも注目をされている方でございます。 2人目ですけれども、こちらはダンサーの方で大前光市さんであります。義足を外されてダンスを始めると短いほうの脚が、それをむしろ活用することで彼にしかできないダンス、世界で唯一の表現ができるということで大変注目される1人でもございます。 3人目でございますけれども、こちらは暗闇の中での対話ファシリテーター、檜山晃さんでいらっしゃいます。視覚障害者である彼ならではの研ぎ澄まされた感覚で発見する東京を表現されると、このように聞いております。 そのほかにも多くの障害者と健常者が出演されます。そして2020年、東京にいよいよやってくるパラリンピックが日本にとって、そして世界にとって新しく、大胆なポジティブスイッチとなることを予感させる仕上げとなっておりますので、ぜひその中身そのものについては当日の本番までご期待をいただきたいと存じます。こちらの詳細につきましては、オリンピック・パラリンピック準備局のほうにお聞きをいただきたいと存じます。