次期代表監督と言われるアギーレ氏の目指すサッカーとは
温厚で控え目だったザッケローニ前監督とは異なり、どちらかと言えばフィリップ・トルシエ氏をもう少しソフトにした人物像といったところか。ところで、2002年から続いてきたタッグは、日本の地でも継続されるのだろうか。仮定の質問に、イリバレン氏は笑いながら答えてくれた。「彼とはもう1か月以上も話をしていないし、いまはワールドカップの解説の仕事で忙しいだろうから邪魔するつもりもないけれど、可能ならば私も日本へ行きたいと思っている」。 契約期間は2年間のオプションがついた2年で大筋合意に達し、現在は付帯条件などの細部と詰めている交渉は近日中にまとまり、7月中には「アギーレジャパン」が正式発表される見込みとなっている。 (文責・藤江直人/スポーツライター、取材協力・吉野正人/スペイン在住ジャーナリスト)