大学受験の「ニチガク」、負債総額は約1億円
負債、生徒数判明
(株)日本学力振興会(東京都)は1月4日までに、破産申請を視野に入れた債務整理を外野光敏弁護士(セオリー法律事務所、新宿区左門町13-1)に一任した。 負債総額は約1億円。 大学受験予備校「ニチガク」を経営していた。40年以上の実績を持ち、高校1年生コースから既卒生コースなどを展開。一時は200名を超す生徒を抱えていた。また、少人数授業やオリジナルテキストを特色とし、一定の地盤を有していた。しかし、少子化や同業との競合などの影響で、厳しい事業環境が続いていた。さらに、2024年4月、同年10月に代表交代が相次いだ。生徒数は直近では130名まで減少。こうしたなか、資金繰りが限界に達し、今回の事態となった。 1月6日は朝から生徒が私物の引き渡しを受けるために教室を訪れるなど、影響が広がっている。 ※(株)日本学力振興会(TSR企業コード:293847398、法人番号:5011101024873、新宿区西新宿7-16-6、設立1983(昭和58)年8月、資本金1000万円)