「全然満足できる出来じゃなかった」サッカーU-23日本代表、斉藤光毅は自身のプレーには納得せず?【パリ五輪】
サッカーU-23日本代表は現地時間24日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・グループリーグD組第1節でU-23パラグアイ代表と対戦した。試合は5-0でU-23日本代表が勝利を収めた。この試合で2アシストを記録した斉藤光毅、試合後に取材に応じた。 左ウィングの位置でピッチに立った斉藤は、1点目に繋がった大畑へのスルーパスや切れ味鋭いドリブルで攻撃に違いを生み出した。とくに、2点目の三戸舜介のゴールに繋がった突破は、完全に相手DFを置き去りにした、圧巻のプレーだった。 【グループリーグ順位表】パリ五輪 男子サッカー しかし斎藤は、自身のパフォーマンスについて、「全然満足できる出来じゃなかったなって自分の中で思っていて。もっと、ボールを受けたときに、チャンスを作れる場面もあったと思うし、シュート打てた場面もあったと思う。逆にシュートの打ち方だったりとか、なんかそういうのも、自分的には満足できなかった」と、振り返っている。 それでも左サイドを崩して奪った1点目については、「ポジティブな部分かなと思ってますけど」と前置きしたうえで、「次ももっといい関係で、崩していければ本当に相手も嫌だと思うので、しっかりと関係性を築いて、相手の嫌がることをしていきたいです」と、手応えを口にしながらも、さらなる関係性の構築の必要性を口にした。 また、昨シーズンスパルタ・ロッテルダムで共にプレーし、三戸舜介の2ゴール目をアシストした斎藤は、「スパルタでも、三戸ちゃんのアシストや、俺のアシストで点をとるっていうのがなかったので、そこで世界大会で点をとれた。そういう点を取れたっていうのは嬉しい。嬉しいですけど、三戸ちゃんしか点を取ってないので、次は三戸ちゃんのアシストで自分が点を取りたいです」と、コメントした。 三戸は試合後に、2点目をヘディングで決める前に「目が合った」と話していたことについて聞かれた斎藤は、以下のように振り返っている。「抜いた後にちょっと、ちらっと中を見たら、三戸ちゃんと目が合ったんで、そこに出そうっていうのは感覚的にあった」と、スパルタ・ロッテルダムのコンビで奪ったゴールについて明かした。 一方で、平河悠が負傷で交代を余儀なくされた悪質なタックルやラフプレーが目立ったパラグアイについては、「自分がヨーロッパでやってる時もそういうプレーっていうのが多いので、まあ、比較的慣れてる部分はある」と語り、続けて「アフターで削ってきて、それで自分たちが何もリアクションしなかったら、多分向こうはもっとイライラすると思うし、それを逆手にとったプレーをしていきたいし、メンタル的な部分でも駆け引きしていきたいと思います」と、頼もしいコメントを残している。 (取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)
フットボールチャンネル編集部