107年ぶり夏2勝の大社の指揮官「島根の子たちが全国でもできることを示したい」
<第106回全国高校野球選手権大会:大社 5ー4 創成館(延長10回タイブレーク)>◇15日◇2回戦◇甲子園 【トーナメント表】甲子園大会 9日目までの結果一覧 107年ぶりの夏の甲子園2勝をあげた大社(島根)。優勝候補・報徳学園(兵庫)、甲子園常連の創成館(長崎)を破り、インパクトは大きい。大社を率いる石飛文太監督がある思いを語った。 「初戦勝利後、多くの島根の指導者の方々から連絡をいただきました。皆様からは『島根の子たちでも全国でできる』ことを示してくれと。僕も出雲ですし、選手たちも島根です。この大会で『島根の子』たちが活躍できることを示して、地元が盛り上がってほしいですし、野球を始める子どもたちが増えてほしい。最終的には大社に来てほしいですけど(笑)」 ここまでの2試合を見れば、その力は示したといっていいだろう。石飛監督は「最初は甲子園で通用すると思っていませんでした。ただ甲子園の雰囲気、そして全国を代表する報徳学園さん、創成館さんの存在が選手たちの力を引き出しているのかもしれません。また島根の子たちの力を示せる機会をいただいたことに感謝です」 まさに台風の目となっている大社。3回戦の相手は名門・早稲田実業(西東京)だ。