阪神・森下翔太、OB会初出席&敢闘賞ゲット 「歴史と伝統はジャイアンツと匹敵」する阪神に「入れて良かった」
阪神・森下翔太外野手(24)が30日、大阪市内で行われたOB会懇親会に初参加した。数々のレジェンドに祝福されながら敢闘賞を表彰され、虎の歴史の重みを実感。侍ジャパンで存在感を放った来季3年目の背番号1が、チームに残留した大山悠輔内野手(29)との〝共闘〟でV奪回を目指す。 プロ2年目のオフを迎え、虎の歴史を彩ったレジェンドたちの視線に森下が背筋を伸ばした。阪神タイガースOB会の懇親会に初参加し、伝統の重みに武者震いした。 「いろんな人が関わってる。普段会うことがないので、より感じました。自分は歴史と伝統はジャイアンツと匹敵するぐらいあると思う。そういう球団に入れたところは、運もありますけど良かった」 敢闘賞をゲットし、〝ミスタータイガース〟掛布新OB会長、岡田オーナー付顧問、川藤前OB会長ら、大先輩たちに祝福された。今季は129試合に出場し、打率・275、16本塁打、73打点の成績を残した。国際大会「プレミア12」にも侍の一人として出場。決勝までの全9試合で4番を務め、同・357、1本塁打、チームトップの9打点。バットで世界と渡り合い、自身の成長を結果で示した。 虎に新たな勝者の歴史を刻む来季は頼もしい先輩にも後押ししてもらえる。国内FA権を行使した大山が前日29日にチームへの残留を表明。クリーンアップを組んできた森下は「本当に頼りになります。若い選手にも声を掛けてくれる。年齢は離れていますけど距離は遠くない」と声を弾ませた。 「自分たちはプレーで先陣切ってやるしかない。やれることをしっかりやりたい」 華々しい会に出席し、猛虎の歴史を背負う自覚を新たにした。球団創設90周年を迎える2025年シーズンはV奪回の主役を務める。(新里公章)