兵庫・斎藤元彦知事「これまで行ってきた対応は適切」
会見時間は約3時間40分に及んだ
兵庫県の斎藤元彦知事は7日午後、兵庫県庁で定例記者会見を行った。斎藤知事のパワハラや贈答品受領を巡る疑惑を告発する文書を作成した県の元幹部の男性を、公益通報者としての保護の対象外として停職3か月の懲戒処分とした問題に対し「これまで行ってきた対応は適切だったと考えています」と述べた。その後、記者からの質問が相次ぎ、会見時間は約3時間40分に及んだ。 【動画】兵庫県・斎藤知事が定例会見 パワハラ疑惑告発文書問題で経緯説明(2024年8月7日)
斎藤知事は大きなパネルを2枚用意し文書問題を説明
定例会見の冒頭、斎藤知事は「文書問題に関する経緯を説明したい」と話すとともに、2枚の大きなパネルを演台に掲げて詳細を説明した。
「対応については適正だったと判断しております」
斎藤知事は告発文書について「(県の元幹部の男性は)事情聴取で噂話を集めて作成したと証言した」「事情聴取で本人から供述や証拠が出てこなかったとおっしゃっているので、真実相当性がないと判断。対応については適正だった」と述べた。
元幹部の男性は7月に死去。報道陣からの「この一連の問題について、道義的責任はあると思うか」という質問に対し、「元県民局長が亡くなられたことについて、改めてお悔やみ申し上げます。きょうも時系列に沿って対応させていただきましたが、これまで行ってきた対応は適切だったと考えています」と答えていた。