センバツ21世紀枠に岡山東商を推薦 岡山県高野連、岡山勢唯一の日本一を経験
岡山県高野連は8日、来春に甲子園で開かれる第97回選抜高校野球大会の「21世紀枠」県推薦校に岡山東商を選んだと発表した。同校の推薦は第76回大会以来で2度目。 岡山東商は1903年創部の古豪で春夏通算19度の甲子園出場を誇り、65年春は名球会投手の平松政次(元大洋)を擁して岡山勢唯一の日本一を果たした。2006年春を最後に全国から遠ざかるものの、県内では上位常連で中国大会出場にあと一歩の4位だった今秋も優勝校との準決勝で終盤まで競り合った。 県高野連は推薦理由として戦績のほか、資格取得や生徒会活動との両立▽野球教室や清掃活動など地域貢献活動▽OBと協力した指導体制―などを挙げている。 センバツの21世紀枠は2。12月13日に全国9地区別に候補校を絞り、来年1月24日の選考委員会で出場校が決まる。岡山東商が選出されれば、センバツ優勝経験校では洲本(兵庫)、桐蔭(和歌山)に続いて史上3校目となる。