地元小学生の花火が打ちあがる!花火師も協力「郷土の伝統を学んでほしい」 愛知・蒲郡市
愛知県蒲郡市の小学校では、三河花火の歴史や地元「蒲郡まつり」花火大会の打ち上げ方法などを学習するスターマイン総合学習を実施。学習は毎年一つの小学校で行われ、今年は「蒲郡市立三谷東小学校」の6年生50名が学習に参加しました。
今年で13回目を迎えるスターマイン総合学習。蒲郡市の担当者によると、本学習は蒲郡市の、「三河花火の歴史や地元で行われている『蒲郡まつり納涼花火大会』の花火を学習し、郷土の伝統・歴史・誇りを学んでほしい」という思いがキッカケで誕生。同担当者曰く、「蒲郡をもっと好きになってほしい。大人になっても思い出せるように、蒲郡市最大のイベントを、もっと楽しんでほしい」という願いが込められているそう。
総合学習は2回に分けて実施。1回目の授業では、花火の着火実験や花火の仕組みや蒲郡まつり花火大会の打ち上げ方法などを学習。2回目には、「蒲郡まつり納涼花火大会」のスターマインの構成を児童が各グループで考え、プレゼンテーションを用いて発表。地元で活躍している花火師「加藤煙火」が、講師として総評するなど本格的な授業が展開されます。
蒲郡市の担当者によると、今年のスターマインは、三谷東小学校6年生の学年スローガン「結ぶ~団結・挑戦・礼儀~」がテーマ。6つの班に分かれて、それぞれの願いを花火に込めて打ち上げ、打ち上げ時には子どもたちの合唱を録音した音楽が流れるそう。
同担当者曰く、「一人一人が積極的にスターマイン教室に参加し、楽しみながら自分たちの花火を選んでいた」という蒲郡市立三谷東小学校の児童たち。同担当者は学習時の様子について、「プレゼンテーションも学んでおり、花火で表現したいことを上手に説明してくれました。(今年の学習では)グループワークの前に個人で1つずつ花火を選び、グループワークで花火を4つに絞る流れでした。各児童が選んだ花火の種類を“減らす”という、難しいグループワークに挑戦したので、議論が白熱しました」と振り返りました。 子どもたちが考えたスターマインは、2024年7月28日開催の「蒲郡まつり納涼花火大会」にてお披露目されます。