「ブンデスリーガで最も弱いチーム」 ウニオン・ベルリンが降格圏に転落 今季CL出場も“鉄のウニオン”は崩壊したまま最終節へ
「ナーバスで落ち着きがない」
11日に行われたブンデスリーガ第33節、ウニオン・ベルリンは17位ケルンと対戦。2点のリードを生かせず、2-3で敗れた。今節、降格争いのライバルであるマインツがドルトムントに勝利したため、ウニオン・ベルリンは順位を一つ落とし、2部との入れ替えプレイオフに回る16位に転落した。 リーグ戦では直近7試合勝利なしで2分5敗という成績。最後に勝利したのは3月に行われた26節のブレーメン戦まで遡る。独『kicker』は「ブンデスリーガで最も弱いチーム」と酷評した。 「今シーズンの3人の監督は、ある点で一致していた。ウルス・フィッシャー、ネナド・ビエリツァ、マルコ・グローテの3人は、チームにはリーグ残留のための十分なクオリティがあると繰り返し強調していた。しかし、個々のクオリティだけでは勝利をもたらすことはできない。ウニオン・ベルリンがその良い例だ。“鉄人”は現在7試合勝利がなく、ブンデスリーガで最も弱いチームとなっている」 「ウニオンはシーズンを通して自分たちのクオリティをピッチで発揮できなかった。ケルンとの試合で見せたウニオン・ベルリンのパフォーマンスは不可解である。ボーフム戦の前半と同じように(32節のボーフム戦は前半だけで3失点)ナーバスで落ち着きがない。ウニオンの選手たちは頭が足を麻痺させているかのようだった。精神的にも、何人かの選手はもはやベストの状態ではなかった」 昨シーズンは4位フィニッシュを果たし、今季はチャンピオンズリーグも戦ったウニオン・ベルリン。しかしシーズン序盤から苦戦が続き、調子を上げることができないまま最終節を迎えることになってしまった。 ウニオン・ベルリンは最終節、フライブルクと対戦する。敗れればストレートで降格する17位転落の可能性もある中、残留を懸けて文字通り“最後の戦い”に臨む。
構成/ザ・ワールド編集部