藤浪晋太郎は、米球界3年目へ向かう
その時点で日本復帰は、考えなかったのか。8月下旬の言葉を振り返ってみると…。
「(NPB復帰の考えは)なかったですね。自分の中では。全く、ですね」
即答だった。渡米した確固たる信念が感じられた。
「こっちの野球をしたい、学びたい、と思って覚悟を持ってきたので」
よどみなく答える藤浪をみていて、来年はたとえマイナー契約しか提示がなくても、米球界に残るだろうな、と思った。
「(日本に)戻ることも一つ、勇気のいる決断でしょうけど」と前置きをしながら「簡単に日本球界に帰ります、日本にいい契約があるから、帰ります、という感じではなかったですね」とDFAされた当時の心境を語っていた。
藤浪のインスタグラムによるとプエルトリコから帰国の途に就いたもよう。今後は、つかの間のオフと自主トレに励みながら、契約オファーを待つだけだ。
(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)
山田 結軌