よもぎ蒸しを体験したことはありますか？　「穴の空いた椅子に座って腟から蒸気を吸収することで、体を温める」というざっくりとした知識ながらも興味があったものの、汗もかくだろうし、着替えとかメイクとか面倒そうだな…と手が出せなかった筆者。先日、「よもぎ蒸しを体験してみませんか？」という願ってもない提案を受け、人生初のよもぎ蒸しを体験してきました！ 【画像】温活テク＆おすすめアイテム 案内してくださったのは、「かならぼ」執行役員・AD/PRディレクター 大谷奈央さんです。

■そもそもよもぎ蒸しとは？ まずは、今回のよもぎ蒸し体験を案内してくださった大谷奈央さんに、よもぎ蒸しの基本的な知識を伺いました。 「よもぎは“ハーブの女王”とも呼ばれ、古くから漢方として用いられてきた薬草です。よもぎ蒸しとは、よもぎを中心とした乾燥させた薬草を壺や窯などに入れて煮立たせ、穴の空いた椅子に座ってその蒸気を下半身に当てる温浴のひとつ。蒸気を逃がさないように全身にマントを着用して行います。 そもそもは、薬草を煮出した蒸気を腟から粘膜吸収させていくことで産後の肥立ちがよくなるとされ、産後ケアとして韓国で取り入れられていた民間療法です。腟の粘膜は皮膚に比べて吸収率が高く、腕の皮膚の約42倍ともいわれています。そのため、よもぎの薬効をよりダイレクトに体に取り入れられることができるんです」（大谷さん、以下同） ■よもぎ蒸しのメリット、効能は？ 「蒸気でじっくりと体を温め血流を促すので、冷え性や不眠、肩こり、疲労などが気になる人には特におすすめです。子宮まわりを温め血行を促すことで、生理痛やPMSなど女性特有の悩みへの効果が期待できます。また、体を温めることに加えてよもぎの香りの効果によってリラックスして自律神経を整えたり、たくさん汗をかくので老廃物の排出によるデトックス効果、体を温めて新陳代謝を促すことで美肌効果なども期待されます」 ■よもぎ蒸しで気をつけたいことは？ 「生理中、妊娠中の方以外は、いつでも施術を受けることができます。ただし、よもぎはキク科の植物ですので、キク科アレルギーがある方はご利用いただけません。また、VIOの脱毛直後は皮膚が過敏になっているため、施術を避けたほうがいい場合があります。そのほか、心臓病などの循環器系疾患で治療中の方や持病のある方はご利用前に医師にご相談ください。 また、蒸気が熱すぎたり暑さによって気分が悪くなったりした場合は、決して無理にがまんせず、早めにサロンのスタッフにお声をかけていただければと思います」