よもぎ蒸しって実際どうなの?効果や注意点は?人生初よもぎ蒸し体験レポも!
体験ルポ!『Mushiya』ってどんなところ?
よもぎ蒸しの基本的な知識を身につけたところで、さっそくよもぎ蒸しを体験! 今回訪ねたのは、昨年8月に恵比寿にオープンした『Mushiya(むしや)』。コスメブランド『Fujiko』がプロデュースするよもぎ蒸しサロンで、コンセプトは“立ち寄り蒸し屋”。 「いつでも気軽に本格的なよもぎ蒸しに立ち寄ってほしい、という思いでできたのが『Mushiya』です。アジアでは特に、女性は下半身を温めることで女性特有の悩みが改善するといわれています。冷えや不眠、疲れ、生理痛、ストレスなどさまざまな症状への効果が期待できますよ」と大谷さん。
店内には、よもぎ蒸し用の個室が5つ並んでいます。さっそくその一室に案内され、まずはカウンセリングからスタート。体の悩みや気になることをスタッフに伝え、よもぎの種類を決めていきます。
選べるよもぎの葉は9種類
選べるよもぎブレンドは全9種類! お悩みに合わせてトライできる「BASICブレンド」は、子宮・自律神経・免疫・ダイエット・美肌の5種類。冷え対策など時期に合わせた「季節ブレンド」が1種類。100%日本製にこだわった「SPECIALブレンド」は、美・改・艶の3種類。香りを確認して選ぶこともできます。筆者は悩みに悩んで、肌のトーンアップが期待できるという「美」をチョイスしました。 「継続して通ってくださる方は、その日の気分でよもぎの葉をチョイスされることが多いです。葉によって効能は違いますが、まずは“蒸されること”が大事なので、気軽に選んでみてくださいね」 蒸し窯によもぎブレンドを入れ、沸騰させていきます。蒸し窯も黄土を使ったこだわりの品。遠赤外線やマイナスイオンが発生するため、電気窯と比べ、体の芯からじんわりと温まるような心地よさを感じられるそう。
いよいよ、よもぎ蒸しスタート!
よもぎブレンドを選んだら、服や下着など身につけている物をすべて脱ぎ、個室に用意されている大きな筒状のガウンをかぶります。首元にはドローコードが付いているので、苦しくない程度にキュッとしめれば着替えは完了。手が出せるようになっているので、何も不便なく過ごせます。 「腟に蒸気が当たるよう、椅子にまっすぐ座るのが基本の姿勢です。でも上体を前に倒して胸に蒸気が当たるようにしたり、ガウンを頭までかぶって顔まで蒸されてもOK。花粉の時期などは、蒸気を鼻からたっぷり吸い込んで鼻の粘膜にアプローチするのもおすすめです」 椅子に座ったら、まずはオリジナルの炭酸足湯。『Mushiya』では、この足湯がすべてのよもぎ蒸しメニューについていて、冷え対策はもちろん、足の消臭や角質を柔らかくする効果も期待できます。シュワシュワとした感覚と温かさで、早くも気持ちがほぐれる~(幸)。5分ほど足湯をしているあいだに、よもぎを入れた窯もしっかりと蒸気が出ている状態に。 個室のカーテンが閉められ、照明も落とされた一人きりの空間でのよもぎ蒸し。最初のうちはいろいろな姿勢を試してゴソゴソと動いていたのですが、慣れてくるとものすごいリラックス感と眠気が…! クセがなくグイグイ飲める発酵よもぎ茶で水分を補給しつつ、体の声に耳を傾けてみます。 「一人で自分の体と向き合う時間も、よもぎ蒸しの大きな魅力のひとつ。でもスタッフ呼び出し用のボタンもあるので、少しでも気になることがあればいつでも質問してください。ちなみに私は、蒸されながらPCを使って仕事をすることもあります(笑)。そのくらい自由な空間なので、好きに過ごしてみてください」 熱くなるのはガウンの中だけなので、顔は涼しくて快適。それでも暑いなと思ったら、ガウンをバサッと広げて中の空気の量を増やすと、ほどよく温度調節ができます。いろいろな座り方を試して個人的に「おお!」と思ったのが、椅子の前のほうに座って腰に蒸気を当てる方法。私は数年前にぎっくり腰を経験して以来、寒い時期は腰が悲鳴を上げるのがつねなのですが…芯までしっかりと腰が温まる感覚がとても気持ちいい! 腰痛持ちの方はぜひ試してほしい座り方です。 あっという間に30分が経過し、よもぎ蒸しは終了。ガウンを脱いで汗を拭き、着替えたら荷物を持って店内の奥へ。そこにあるのは…