自然から育へ:AIZOME Textilesの健康へのアプローチ
伝統とテクノロジーの融合: AIZOME ULTRA™
2018年、AIZOMEは、洗濯による色落ちや薬効成分の損失といった藍染生地の限界を克服する、AIZOME ULTRA™技術を発表した。染色工程で52.5Hzの超音波を利用することで、染色液中に微細な気泡を発生させ、藍成分の結合を高める。この技術により、環境負荷や水の使用量を最小限に抑え、高品質な製品を大量生産することができる。
実際、AIZOMEの最先端技術を駆使した製品は、快適さだけでなく、健康面でも大きな効果が期待できる。傷の治癒を助け、衣服にまつわるストレスを緩和し、さらには生理の不快感を和らげるなど、その効果は多岐にわたる。さらに、AIZOMEの染色工程の主要成分である藍の効能は、学術的にも認められている。2022年、ケンブリッジ大学の研究者達とともに行った共同研究により、藍には肌を癒す効果があるという古くからの考え方が科学的に実証された。この研究により、藍を塗布すると皮膚の傷の治癒が促進されるという、古くから信じられてきた考えが裏付けられた。 AIZOMEの寝具はインディゴ色以外にもさまざまな色の製品がある。藍以外の染料もすべて、そのユニークな薬効から慎重に選ばれている。たとえば、スマックはナツシロギクから採られたもので、皮膚の炎症を鎮め、体温調節を助ける働きがあるとされている。もうひとつの染料、ロゼ・ルビアは、血液循環を促進し、健康と体温調節を総合的にサポートすることで知られるマダーという植物から作られている。
特に敏感肌の方には、AIZOMEの寝具は単なる寝具の選択ではなく、健康志向のライフスタイルへの選択を意味する。実際の利用者の声を振り返って、ミサは「私たちのお客様は自分が理解され、大切にされていると感じています」と語る。「AIZOMEでは、お客様を単なる購入者としてではなく、私たちのコミュニティの一員、まるで友人のように考えています。特に、人と人とのつながりが希薄になりがちなデジタル時代だからこそ、私たちは人と人とのつながりが大切にしています。すべてのお客様には固有のストーリーと背景があり、それらを理解することが私たちの理念の中心です。私たちはお客様を顔の見えない存在として認識することはありません。お客様には明確な感情、嗜好、人生経験があります。お客様と関わり、彼らの選択を理解し、彼らがなぜ私たちの商品の何を大事にしているのかを知ることで、私たちはお客様ひとりひとりを理解し、それらを当社の価値観に反映させ、AIZOMEの物語の重要な一部を構成することができるのです。」