1世紀ブランドを徹底解説【ロンジン】上質かつエレガントな「コンクエスト」がデビュー70周年で過去最大進化
さらには、1959年に登場したコンクエストの回転ディスク式パワーリザーブ表示には、着想源の存在をフグ氏は指摘した。それは1928年のロンジン ウィームス セコンド セッティング。文字盤中央に回転式ディスクを備え、無線時刻信号に従って、より正確な飛行時間を計測できる伝説的名機だ(その復刻版が現行にラインアップ)。見方を変えれば、ここにもアビエーションのDNAを受け継いでいるわけで、フグ氏が続いてプレゼンしてくれたダイバーズにも、航空時計で培った防水技術が応用されていることが明かされた。知れば知るほど、ロンジンの歴史は奥が深いのだ。
ロンジンが得意としてきた航空時計のDNAが息づく
1959年の傑作をオマージュしたコンクエスト70周年記念モデル。指針と目盛りを記した文字盤中央の2つの回転ディスクによるパワーリザーブ表示がユニークだ。シャンパンカラーのダイアルにイエローゴールドのインデックス&指針を組み合わせたエレガントなデザインも人気。 スペック:自動巻き(Cal.L896.5)、毎時2万5200振動、約72時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径38mm、厚さ12.3mm。5気圧防水。 (右)ロンジン「コンクエスト」 Ref.L3.835.4.02.6 59万1800円 1954年以来、時代を超えて愛されてきたコンクエストの新世代クロノグラフ。2024年新作はセラミックベゼルやインダイアルにグリーンを配してスタイリッシュに仕上げた。シリコンヒゲゼンマイを組み込んだムーブメントの搭載により、現代ウオッチに必須の耐磁性能も確保している。 スペック:自動巻き(Cal.L898.5)、毎時2万8800振動、約59時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径42mm、厚さ14.3mm。10気圧防水。 ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。 ◎本記事は『ウオッチナビ 2024 Autumn Vol.95』より抜粋・編集しています。
WATCHNAVI編集部