「一つのチームに…」ニルス・ニールセン監督、なでしこジャパンの選考基準は? 「やりたい放題やるというような」若手にも期待
日本サッカー協会(JFA)は18日、なでしこジャパン(日本女子代表)の新指揮官に就任したニルス・ニールセン監督の会見を行った。現段階では、来年2月に開催されるシービリーブスカップ(アメリカ遠征)でのオーストラリア女子代表戦が初陣となるが、どんな手腕を見せてくれるのか。 【一覧表】女子サッカー最新FIFAランキング。なでしこジャパンの順位は? パリ五輪を終えたなでしこジャパンは、池田太監督が退任。その後、新監督の選考は続き、10月の韓国女子代表戦では佐々木則夫女子委員長が代行として指揮を執った。そして、12月13日にニールセン監督が就任し、来年2月に行われるアメリカ遠征のメンバーを選考することとなる。 選手の選考に関してニールセン監督は「自分が選ぶ選手というのは、一つのチームにいろんなタイプの選手を選ぶということになります。確率的に同じようなタイプの選手を選ぶのであれば、それは何かこう欠けている要素があります。ですので、まずは一人一人、自分の良いスキルが何かというのが分かっていて、それを発揮できるということが重要」だと明かした。 さらに、ニールセン監督は付け加え、「同じタイプの選手のばかりではなくて、色々なことができる選手を呼ぶ。それから若手の選手で、もうやりたい放題やるというようなクリエイティビティな選手」とも語っている。U-17女子ワールドカップやU-20W杯で活躍した若手選手たちにも今後チャンスはありそうだ。 2月のアメリカ遠征に向けては「今 、その時点で準備ができている選手を選ぶ。いろんなクラブの情報で、またいろんな状況で準備ができているわけではないという選手もいます。そういう選手たちは、また今後選ばれる可能性があるということです」と話した。アメリカのナショナル・ウィメンズ・スーパーリーグ(NWSL)のシーズンは終了していることもあり、「アメリカでプレーする選手ついては、今回は見に行かない。ただ 、選ばないという訳ではない」と語り、今後海外クラブの選手たちの視察に行き、選考していくことになるだろう。 アメリカ遠征がニールセン監督の初陣となるが、もうすでに選考は始まっている。WEリーグや海外クラブで、なでしこジャパン入りに向けた熾烈な争いも今後見られるだろうか。
フットボールチャンネル編集部