こんなに喜ばれるものなんだ…帰省で実家に帰ったら高齢の親にやってあげたい〈ちょっとしたお手伝い〉3つ
電球&電池を換える
「部屋の電球が切れた!」という例は、かつては独居高齢者の“困りごと”の代名詞のようにもいわれました。手が届かない場所にある電球や蛍光灯の取り換えは、転倒のリスクが非常に高い作業です。たとえ実家に踏み台や脚立があっても、親には絶対にさせないようにしてください。天井付近の照明器具は、切れる前に長寿命のLED電球に換えることをおすすめします。 ただ、この項で重要なポイントは電球ではなく、親にとって「予期せぬ困りごと」は頻繁に起きるということ。ちょっとしたお手伝いで解決する困りごとは、地縁の人たちの助けを借りるのが一番です。帰省したら、お隣さんやご近所さんに声を掛け、親の小さな困り事を助けてもらえるように頼んでおきましょう。 また、町内会のようなさまざまな「支え合い活動」も頼りになります。「遠くの親類より近くの他人」という言葉もある通り、地域の助け合いは、親にちょっとした不便が起きたときの保険のようなものです。 田中克典 ケアマネジャー