カーメイト、新型非金属タイヤチェーン「バイアスロン・イージーフィット」 改良小型化したセルフフィットリールでタイヤによりフィット
カーメイトは、タイヤチェーンブランド「BIATHLON(バイアスロン)」から新型非金属タイヤチェーン「バイアスロン・イージーフィット」を10月1日に発売した。価格はオープンプライスで、カーメイト公式オンラインストアで3万800円~3万5800円。 【画像】改良小型化したセルフフィットリールを2か所に採用 今回のイージーフィットは、走行によりタイヤに自動でフィットする「セルフフィットリール」を2つ搭載。セルフフィットリールは2015年の東京モーターショーで構造を発表し、2018年11月に発売した「バイアスロン セルフィット」で製品化。タイヤの表と裏がワイヤーでつながっており、クルマを移動させることでワイヤーが巻き取られ自動的にチェーンがタイヤにフィットする仕組みになっていた。 今回のイージーフィットでは、改良小型化したセルフフィットリールを2か所に用い、取り付け手順やトレッド仕様などを見直すことでよりスムーズにタイヤへフィットするよう改良。また、環境への配慮から表側の金属パーツやスパイクピンを削減するとともに、制動力が維持できるようタイヤへのフィット感やトレッドのリブを深くするなど形状も見直した。 従来の簡単取り付け非金属チェーンは、表の下側フックをつなぐ際、タイヤサイズや空気圧の具合によっては力を要することがあった。また、ハンドルでロック部を締め付ける際も、タイヤとの摩擦により多少の力を要していたが、今回のイージーフィットでは2か所のリールにあるワイヤーを伸ばしフックにかけて巻き取り操作をするだけと、作業性を向上させるとともに締め付けるハンドル等の工具も不要とした。 また、タイヤの形状に合わせた立体構造の「3Dフィット」と、タイヤとの隙間を減らす「トレッドコネクト」を採用し、タイヤとの隙間を極力少なくするよう設計。現行モデル「クイックイージー」では表側のトレッド接続に金属パーツを使用していたが、表裏ともにワイヤー締結とすることで、走行時の遠心力によるふくらみを軽減して乗り心地を向上しているという。 そのほか、環境への配慮と乗り心地向上のために削減された超硬マカロニスパイクピンを効率よく配置し、トレッドのリブを深くすることで高い制動力を維持したとのこと。
Car Watch,編集部:小林 隆