井上尚弥の次にランクされる無敗の3階級制覇王者クロフォードが「新型コロナは陰謀」”とんでも都市伝説”発言で波紋
史上3人目の世界4団体統一王者、3階級制覇王者で現WBO世界ウェルター級スーパー王者のテレンス・クロフォード(32、米国)が、「新型コロナウイルスの感染拡大は(政府とメディアの)陰謀だ」との”とんでも説”を主張して全米に波紋を広げている。 クロフォードがスポーツ・イラストレイテッド誌のクリス・マニックス記者のインタビューに答え新型コロナウイルスの感染拡大を”とんでも都市伝説”と結びつけた。 「他の日と何ら変わらない。オレは家に閉じ込められていないし、子供も閉じ込めていない。(政府やメディアは新型コロナが)死に至る病気だと言っているが、オレはそれが本当だとは思わない。彼ら(政府)は恐怖を煽ってオレたちをコントロールしようと試みているんだ。それが何のためかはわからないが、個人的には彼らが言っていることのすべてに同意することはできない。メディアが世界を動かしている。例えば、君が何かを着ると、みんながそれを手に入れようとして大挙してして走るようなもの。それほどメディアは人々を怖がらせる」 全米では世界最多となる約57万人を超える感染者が出て、約2万3000人が死亡しており、感染拡大を抑えるため、多くの都市でロックダウンや外出自粛が求められている。その危機的状況の中で、クロフォードは自粛要請を無視して外出し、しかも、都市伝説のような”とんでも説”を展開したのだから驚きである。ヤフースポーツ、CBSスポーツ、ボクシングシーンなどの複数のメディアが、このクロフォード発言を追いかけた。 さらにクロフォードは、知人の女性に新型コロナの陽性反応が出たが、その後、回復に向かっていることを紹介した上で、「彼ら(政府、メディア)は、新型コロナが健康な人には大きな影響を及ぼさず、喘息または呼吸障害のような問題を抱えている人にのみ影響を与えると述べた。風邪やインフルエンザのようなものだろう」とまで断言。 「もし(新型コロナウイルスの感染が)危機的状況にあるのならば、なぜゴミ収集の人や警察官がまだ働いているのか。だから彼ら(政府、メディア)の発言に同意しないのだ」との”屁理屈”を交えて陰謀説を繰り返した。