11位の東京サントリーサンゴリアス、初勝利なるか。4位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイをホストゲームで迎え撃つ
リーグワン第4節もタフな戦いが続きそうだ。注目ゲームの一つが、1月12日(土)、秩父宮ラグビー場(東京都港区)で行われる東京サントリーサンゴリアス(東京SG)対クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)だ。東京SGは開幕節から2連敗。第3節はトヨタヴェルブリッツと引き分け。いまだ勝ち星がなく、11位に沈んでいる。持ち前のアタッキングラグビーは試合ごとに改善されているように見えるが、失点が3試合ともに30点を超えているのが気になるところ。ディフェンスを修正し、なんとしても今季初勝利をあげたい。
攻撃面についてはSO高本幹也が軸だ。前節はプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出される活躍だった。今季より指揮を執る小野晃征ヘッドコーチは「チームのフィロソフィーであるアグレッシブ・アタッキング・ラグビーに加え、キック、ランの面でもチームを前に運んでいました。高本は成長しているし、さらにレベルアップした姿を来週も見られると思います」と話す。フィジカル最強ともいえるS東京ベイに対し、SH流大、SO高本のハーフ団を軸にいかに効率よくボールを動かせるか注目だ。その他のメンバーでは、先発15人でトヨタ戦からの変更は2人。先発だったPR森川由起乙がリザーブに回って、リザーブだった小林賢太が先発する。LO(4番)は、サム・ジェフリーズに代わってトレヴァ・ホゼアが入った。FW第三列のリザーブ桶谷宗汰は今季初登場となる。
対するS東京ベイは、2勝1敗で4位につけている。第1節ではSOバーナード・フォーリーのドロップゴールでトヨタVに競り勝ち、第2節は埼玉パナソニックワイルドナイツの鉄壁のディフェンスの前に惜敗したが、前節は三重ホンダヒートとの激闘を制した。第1節、3節とPOMに選出されたフォーリーは好調。個人記録では、FLタイラー・ポールがボールキャリー数でリーグ2位の46回を記録。ボールを持って前進した距離(ゲインメーター)では、WTB木田晴斗が242mで2位となっており攻撃面の数字は高い。