データ活用が苦手な人にこそ読んでほしい! データ分析初心者から中級者になるための4冊!
┌────────── Web担ミーティングでも「手触り」というキーワードを使いましたが、プロセス分析は、手触り感のある、効果を実感しやすい手法だと思います。たとえば転職やダイエットなどにも、プロセス分析を活用できます。目標に向けてプロセスを分け、仮説を立てながら成果を計測して、プロセス分析の効果を実感してみてほしいです(諏訪さん) └──────────
売上を上げるために、どの指標を見るべきかがわかる本
収集したデータをどう見て、どう活用すれば、意味のある分析結果が得られるのかわからないという方もいるのではないだろうか。そんな時にオススメなのが2冊目の本だ。 ■ [2冊目] 『デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法』(西井敏恭:著 翔泳社:刊) 本書は、「特にECサイトを運営している人にオススメしたい」と語る諏訪さん。本書のなかでも、とりわけ第2章の「売上を新規と継続に分解する」を読むと、ECやデジタルマーケティングで使う指標の構造がわかるようになる。 ┌────────── 第2章では、新規顧客と継続顧客に分けて売上を分析する手法が具体例をまじえて解説され、継続顧客を増やすことの重要性が語られています。なかには、新規、継続ごとに、ユーザー数、購入単価、購入回数など観るべき指標が比較できる表が示されているので、まずは同じように自社データを整理してみるといいと思います(諏訪さん) └────────── また、売上を指標に分解する図版もわかりやすく、どの指標を上げていくと売上が増えるのかをイメージできるようになるという。 ┌────────── 指標がいっぱいありすぎて、何をどう改善していいかわからないという方には、きっと役立つはずです(諏訪さん) └──────────
実践しながら読んでほしい! 分析手法を体系的に学べる本
3冊目のオススメ本は、分析手法について体系的に学べる一冊。グロービスビジネススクールの人気講座を書籍化したもので、ビジネスに役立つ要点がまとまっている。少し難易度が上がるので、初心者向けの1冊目、2冊目を読んで数字に慣れてから読んでほしい。 ■ [3冊目] 『定量分析の教科書―ビジネス数字力養成講座』(鈴木健一:著 東洋経済新報社:刊) 本書のエッセンスは、プロセス、視点、アプローチの3点にあるという。 ┌────────── 現在はKindle版で読み直していますが、最初に手にしたのは紙の書籍でした。その表紙カバーのそでに、プロセス、視点、アプローチの3つの図解がのっていたんです。私はその3つの図解部分を切り取って机に貼り、いつでも意識するようにしていました。それくらい重要な図です(諏訪さん) └────────── 本書では、定量分析の手法について基礎から応用までがまとめられている。難しく感じた箇所はとばして気になったところから読んでもいいし、実務中、参考のために読み直してみるのもいいだろう。