企業トップに聞く2025年の“賃上げ” 「給料が足りない」「キャベツ500円で買うの躊躇する」 街からは“生活苦”の声【news23】
会社員(40代) 「まだ届いていない、こっちにはそういう声が。中小企業なので、そこはかなり厳しい」 主婦(50代) 「厳しいですよね。大きな企業は賃上げのニュースを聞くが、中小は現実難しいんじゃないかな」 年は変われど、厳しい“お財布事情”は変わりません。 主婦(50代) 「夫の給料が安い。全然足りないんですね、大変です。洋服とかほとんど買ってない」 会社員(30代) 「自分のご褒美で鞄を買おうかなと何年か前から思っていたやつが、ここ数年で値上がりして、『どうしよっかな…』ってさらに買うのを躊躇している」 アルバイト(20代) 「最低賃金で働いているので、他の物が高くなっている分、自分たちも(給料を)上げてほしい」 アメリカ在住(20代) 「アメリカも最低賃金が上がっているので、日本ももうちょっと頑張ってほしい」 長引く円安の影響も続いています。 会社員(40代) 「うちの会社が円安になればなるほど利益がなくなっちゃうので、海外で物を作っているのですごく厳しい」 50代 「円安で海外旅行に行くのもはばかられる。もうちょっと我慢しておいたほうがいいかな」 新年会を楽しむ人も気がかりなのは“物価高”です。 会社員(40代) 「野菜が高いなと思う。キャベツが今まで100円・150円くらいで買えていたのが、1玉で500円とかだと買うの躊躇するかな」 介護職(20代) 「物価高があって、それでも給料はあまり変わっていないのが現状」 それでも、店主は2025年の景気に期待を滲ませます。 エビスコ酒場店長 KUDOさん 「僕らお客さんのためにやっているので、お客さんの給料が増えるのが一番大事。店も忙しくなるので、経済がよくなるのが一番」 ■経営者の「前向き」は「根拠のない前向き」 小川彩佳キャスター: 大企業の経営者の方々からは賃上げの意欲を明るく示すような声が相次ぎましたね。 小説家 真山仁さん: ただ、2024年から好転した材料は何もないんですよ。「根拠のない前向き」ですね。「前向き」という言葉をこれだけ強調しなきゃいけないということに注目した方がいいですね。つまり「大変」ということだと思う。 賃金を上げるのは2024年の約束ですから、しょうがない。だから本当は地に足ついた「どう前向きなのか」ということを言ってほしいですよね。 小川キャスター: 街からはかなり切実な声が相次ぎました。てぃ先生は現役の保育士でもあいますが、現場ではどんな声が聞かれますか?