<藤間爽子>今年30歳に 俳優&舞踊家の両立の強みを生かしたい プライベートでは「親友と旅行に行かなきゃ」
◇俳優と舞踊家の両立は「人一倍頑張らなきゃいけないのは当たり前」
俳優業と日本舞踊家の両立の大変さを聞くと「物理的に時間が足りない」という。
「いま映像の作品にたくさん出させていただいていますが、そうすると踊りに割ける時間が減ってしまう。二つをやると決めたときにそれは分かっていたことなんですが、改めて『もっとここに時間をかけられたら』と思ってしまうこともあります。自分で選んだことだから、人一倍頑張らなきゃいけないのは当たり前なんですけどね」
両立の強みは「いろんな人との出会いがあること」。
「どちらかしかやっていなければ出会えない人、作品、演じることで得られる感情などに出会えています。舞踊も演じる心は大切だし、芝居も体の状態の意識は踊りと共通することがあります。両方やって大変だけれど、その分、強みを生かしていきたい」
◇30代の自分に期待 「スケジュールいっぱいで楽しく」
忙しい日々の中で、癒やされるのは「旅行」。
「空き時間を見つけては旅行に出かけます。どんなに忙しくてもリフレッシュは必要。家にいると家のことをしちゃうし、踊りのことを考えちゃうので、強制的に家から出るんです。旅行先でもいろんなツアーに参加するなど、予定を詰め込んじゃうタイプ。友人からも『爽子ってよく出かけるね』『忙しければ忙しいほど、隙(すき)を縫って旅行に行くね』と言われる。仕事でもプライベートでも、スケジュールは埋まっていたほうが安心できます(笑)」
今年の始めにはイギリスとフランスに行ったのが楽しかったという。これから行ってみたいところも尋ねた。
「8月に30歳になりました。30の節目で親友と『行くぞ!』と気合を入れないと行けないようなところに行きたいと話しているんです。フィンランドに行ってみたいし、アフリカにも行ってみたい。親友とは3~4年前から相談していたのに、あっという間に30歳になってしまって……。来年の誕生日までには行かなきゃいけないんです!」