イスに座ってお互いビンタを叩き込み合うSareeeと高橋奈七永

　23日、東京都・後楽園ホールにてマリーゴールド『DREAM✴STAR GP2024』が開催。高橋奈七永とSareeeが壮絶な死闘を展開した。 　『DREAM✴STAR GP 2024』はマリーゴールド初のシングルリーグ戦。DREAMリーグ、STARリーグの2ブロックに分かれ、全16選手が参戦。8月31日に開幕し、9月28日の最終戦まで全9大会に渡って全国を巡りながら激闘を展開していく。 　この日の第3試合では、STARリーグ公式戦としてSareee vs 高橋奈七永の一戦が実施。 　Sareeeは若手時代から奈七永とバチバチやり合ってきた間柄。現在も奈七永は高い高い壁であり続けているが、SareeeもWWEへ行ったりマリーゴールドの至宝・ワールド王座を戴冠したりと実力も格も日々向上中。今回の一戦で新たな“格付け”が為される可能性もあり期待が高まっていた。 　試合は開始直後からバチバチの打撃戦が展開。場外戦のさなかに奈七永がイスを向かい合わせて置き、Sareeeを座らせて壮絶なビンタ合戦を繰り広げた。 　奈七永は足へのスライディングDや足4の字固めと足への一点集中攻撃を、Sareeeは脇固めや腕十字といった腕への一点集中攻撃を展開。ビッグマッチのメインで王座をかけて行われてもおかしくない死闘に場内は大熱狂。 　Sareeeが裏投げ、奈七永がクインビー・ボムを決め、「さあこれから」といったところで15分フルタイムドローを告げるゴング。当然不完全燃焼の2人は互いに人差し指を突き立て合って再戦を要求し合った。

ベルトを賭けての再戦を誓った高橋奈七永とSareee

　バックステージに戻ったSareeeは「私やっぱ、高橋奈七永をちゃんと倒したい。私にもこのマリーゴールドに倒さなければいけない奴がいるんだなって思ったんで。私、チャンピオンとして青野未来とも高橋奈七永とも引き分けてるんですよ。これはちょっと、『全勝優勝を狙う』とか言って……私、口だけの奴が大嫌いなんで。でも自分がそうなりそうなんで。ここからしっかり巻き返していかないといけないと思います」と殺気を発しながらコメント。 　さらに「高橋奈七永、不定期参戦とかなに弱っちょろいこと言っちゃってんの？まだまだ出来るんじゃないの？ただの逃げなんじゃないの？体調悪いからどうのとか引退がどうのとか、そんなんでリング上がってんじゃねーよ！こっちは本気で命がけで上がってんだよ。考え直したら良いんじゃないですか？奈七永！」と引退を視野に入れてマリーゴールドへ入団したことを明かしている奈七永へ愛ある言葉を贈った。