健康美がスポルテックに集結 新カテゴリー・ウェルネスに出場の世界女王にも熱視線【JBBF】
毎年恒例となっている、日本最大のスポーツ・健康まちづくり総合展「SPORTEC」。そんな真夏の祭典のイベントステージで、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催の「SPORTEC CUP2024」が開催された(7月18日)。ここでは、女子3カテゴリーの熱戦にスポットを当てる。 【女子フォトギャラリー】真夏の祭典に美ボディが集結
今大会で大きな注目を集めたのが、今シーズンからJBBFに採用されたカテゴリー「ウェルネス」だ。太ももやヒップなど下半身の筋量が重視される舞台には、他のカテゴリーから挑戦の場を移した選手も多数参戦。その中には昨年のIFBB世界選手権で優勝を飾った大谷美咲の姿もあった。ボディフィットネス(筋量やハードさという点で、フィジーク寄りの女子カテゴリー)から転向した大谷は、ウェルネスに合った体をつくるために下半身の筋トレに注力。初出場で2位と躍進した筋トレインフルエンサー・ブラマジ田中(田中美緒)に差をつけて優勝をはたした。
今大会でボディフィットネスの頂点に立ったのは板谷成美だ。昨年のフィットネス・ジャパン・グランド・チャンピオンシップス(身長の垣根を越えたフィットネス競技日本一決定戦)にて、大谷に次いで2位に輝いた実力者が強さを見せつけた。
女性らしい健康美を競うビキニフィットネスでは、2022年のオールジャパン選手権で158cm以下級4位の実績を持つ髙田千広が真夏のステージで躍動。見事にトップに立った。国際大会であるアーノルド・クラシック・ヨーロッパ2024の出場権を獲得した彼女は、世界での戦いに闘志を燃やした。 見どころ満載となった今年のスポルテックカップ女子カテゴリー。今後のシーズンでの選手たちの活躍にも期待したい。
文・写真/森本雄大