〔東京株式〕上げ幅拡大=値上がり数も増加(26日後場中盤)
(13時45分)日経平均株価は上げ幅拡大。新たな材料は見当たらないが、引き続き自動車株の上昇が相場をけん引している。値上がり銘柄数も徐々に増え、売買代金も後場はクリスマスシーズンとしては比較的伸びている。「きょうは12月期末配当などの権利取りの買いも意識されやすい」(国内証券)という。ただ、高利回りの12月配当銘柄の代表格であるJT <2914> は小幅な上昇にとどまっている。 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比229円60銭高の3万9360円03銭で始まった。自動車株の上昇などが投資家心理を押し上げて買いが入った前場の好地合いが継続し、日経平均は前場の高値を上回るなどしっかりした値動きになっている。 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比205円96銭高の3万9336円39銭、東証株価指数(TOPIX)は17.03ポイント高の2750.89と、ともに続伸。売り物薄の中、トヨタなど自動車株の上昇が投資家心理を上向かせ、買いを後押しした。 59%の銘柄が値上がりし、36%が値下がりした。出来高は9億5561万株、売買代金は1兆7478億円。 業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、石油・石炭製品、非鉄金属、海運業などが上昇。下落は空運業、医薬品など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高2億5984万株。 【グロース】グロース250は小幅高。グロースCoreは小幅安。 (10時04分)日経平均株価は寄り後すぐにプラスに転じ、その後、上げ幅を広げるなど堅調に推移している。前日に自己資本利益率(ROE)20%を目指すと報道されて大幅上昇したトヨタ <7203> がこの日も買われ、日産自 <7203> もショートカバーが続くなど、自動車株の強さが目立つ。市場では「閑散相場の中、トヨタ株上昇の効果が大きく出ている」(大手証券)との指摘が聞かれた。好決算を発表したJフロント <3086> など百貨店株も高い。 (寄り付き)午前の日経平均株価は前日比1円12銭安の3万9129円31銭で始まった。欧米市場が休場で売り買いともに手掛かりがなく、日経平均は前日比横ばい圏でスタートした。