突然の頭痛やめまい…「気象病」の予防に効くのは? 医師が解説する簡単ストレッチ法
梅雨の時期、気象病を患っている人は今から準備を!
1年の中で気象病がもっとも強く出やすいのが梅雨入り前から梅雨時期。症状を最小限におさえるために今からやっておくといい対策についても教えてもらいました。 「とくに今年はコロナによる行動制限がなかったので、GWを楽しんだ人が多い。そのため自律神経は、大きく緩んだ後に急に仕事などで緊張状態に戻る、という大きな負担がかかっています。いつも以上に気象病が出やすいでしょう。 梅雨の気象病がやっかいなのは、梅雨の期間が長いことにあります。そのためメインの頭痛に加えて、全身倦怠感や胃腸の不調など第二、第三の不調が出てくるのです。さらに気温と湿度も上がって熱中症のリスクも高くなってくる。そこで汗をかきやすい体にしておく、ということが大切になってきます」 気象病の人は自律神経が乱れているので、体温調節も上手くできない人が多いそう。しかも昨今はマスクをつけていることが多いなど、熱中症になりやすい要因がいっぱい。 「だから今から運動を始めて軽く汗をかく、ということをしておきましょう。暑熱順化といって、サラサラの汗をかいて拭く、ということをやっていると、熱が逃げやすい体になり熱さに強くなるのです。気象病を抱えている人に限らず、軽い運動やストレッチは様々な体調不良を軽減してくれるので、是非オススメしたいと思います」