ジャスティンパレス今度こそ…杉山晴師「もう1回GⅠを勝てる馬だと思います」【有馬記念追い切り】
◇18日 有馬記念追い切り(栗東トレセン) 今度こそ。3年連続しての有馬記念参戦となるジャスティンパレスが、陣営が抱くそんな熱い思いとともに、栗東坂路を伸びやかなフットワークで駆け上がった。 抑えを利かせながらの4F54秒7―39秒6―12秒5。見届けた杉山晴師は「(この秋)3度目の長距離輸送なので、おしまいだけという感じで。時計的にも予定通りですし、見てる限りフットワークもすごく良かったので非常に満足しています」と胸の内を明かした。天皇賞・秋4着、ジャパンC5着。この秋は掲示板を確保しながらも、力のすべてを出し切れずにいる。 昨年の天皇賞・春を射止めて以来、白星から遠ざかっている現状。かみ合わない中にあっても、師は変わらぬ信頼を寄せ、しっかりと前を向く。「もう1回GⅠを勝てる馬だと思います。秋3戦目になりますが、上積みを感じますし、何とかスタートを決めてスムーズな競馬をして最大限力を発揮できるように、頑張っていきたいです」。一昨年7着、そして1番人気に支持され挑み4着だった昨年。苦い経験を力に変え、三たび暮れのグランプリに挑む。 (栗東取材班)
中日スポーツ